年が明けて、テレビ放送も新番組が続々と放送されているが、自分が気にしていた番組の一つが、テレビ東京系列深夜放送(時代劇専門チャンネル、他でも放送)のアニメ

鬼平 ONIHEI です。第一話が1月9日から放送だったのですが、リアルタイムでは観られずようやく観られましたので今日はその感想を一つ書かせていただきます。

  第一話は原作一巻より血頭の丹兵衛のエピソードです。

冒頭から、盗賊供が逃走していく場面から始まり、小房の粂八捕縛!そしてオープニングテーマ 『鬼平 ~江戸を走る~』 へ、こっコレがかっちょええ~ラブ

田中公平先生 しびれます!ラブ ビリビリです!スタッフさんグッジョブです。

 

 で本編へ戻り・・・おおっ江戸の街を歩く人々、ぬるぬる動いていますね。で、そこからの小房の粂八の拷問シーンへ ガーン おおぅ結構エグい!血だらだら、深夜時間放送とはいえ、こういうところも描ききる覚悟が伺えます。後に出てくる「盗賊に襲われた跡の実況見分」シーンは暗影を使いボカシながらも悲惨さをきちんと出してます。さすがに女性が襲われるシーン(粂八の若き日の姿)は、女性に手を出そうとした所で終わり・・・まあテレビ放送なのでエロは無し。

 

 さて、本編では牢屋での粂八と平蔵が酒を酌み交わすシーンあの粂八の生い立ち語るシーンですが平蔵の全姿がはっきりお目見えって、声がジョニー・デップの吹き替えでも有名な堀内賢雄さん!ずいぶんイケメン声だな。ラブ 聞き惚れるぜ!っと、おいおい髪型ぼさぼさだし月代剃っていないぞ!ムキー 同心の木村忠吾とかも剃っていないし、浪人じゃぁないんだからダメだろ!平蔵は旗本だし、与力同心も幕臣・御先手弓・筒之頭から選ばれるのだから、こっコレは歴女や腐女子とか、銀魂とかでなんちゃって武士に慣れている男子を意識しているのか?びっくり それに平蔵若いな30代前半かそれ以下の若さじゃん!って、いや放送前のPV観てたから知っていたけどさぁ・・・

 

 まあ筋は、ネタバレですが、捕らえられた小房の粂八が、今巷を騒がしている急ぎ働き(強盗殺人)の盗人が、昔自分に盗人三ヶ条(女を犯さず、人を殺さず、貧乏人からは盗まず)を叩き込まれた恩人、血頭の丹兵衛だと聞きつけ、平蔵に奴は偽物なので、自分にそいつの化けの皮が剥がさせてくれと嘆願する話です。粂八の訴えを聞いた平蔵は彼を牢から出し、丹兵衛の現れるという島田宿へ、滞在していた粂八の前に現れた丹兵衛は、かつて盗人三ヶ条を守っていた誇りあるあの頭では無くなっていた・・・ という感じです。

 

 で、その後は粂八は平蔵らを丹兵衛の盗人宿へ案内し、討ち入り!殺陣は躍動感ある描き方ですが、自分はこの描き方は好みでは無かったかな。ショボーン

 

 で、丹兵衛が捕らえられる所で、粂八の「偽物!血頭の丹兵衛め、素直に獄門にかかりやがれ!」「本物はあんな野郎じゃあねえ、偽物ですとも」で決着。ニヤリ 後は平蔵、粂八を密偵にリクルートで、場面変わって屋敷で平穏な家族団らんの平蔵で終わり。初回ですので平蔵が、悪党には容赦ないが、慈悲も情けの心もある男で、家族想いのパパさんでもある所をもれなく各シーンで表現していました。

 

 しかし、一話三十分の放送は少々短い!ショボーン 原作をどう切り取り、省き、演出をするのかはプロデューサーや監督のセンス次第ですが、この「血頭の丹兵衛」では、平蔵、粂八が島田の捕物からの帰路、峠にて粂八が存じ寄りの老盗(蓑火の喜之助)と再会し言葉を交わすシーンがばっさり切られていたのが残念でなりませんでした。ショボーン 

 正直このシーンは重要だと思っていたので惜しくてなりません。年月が経ち、いつしか盗人三ヶ条を守らなくなっていった丹兵衛と守り続けた喜之助の対比、粂八の丹兵衛はここに居た。そしてその喜之助が、捕らえられた丹兵衛を知り何を想うのか。というのがこの話の味というかキモだと思っていたのですが・・・ 吉右衛門さんのドラマの鬼平ではこのシーン、 元新国劇の大御所俳優島田正吾蟹江敬三のやりとりが抜群に良く印象的でしたのに。あ~吉右衛門さんの鬼平もう一度観直してみよビックリマーク

 

 で、本編が終わりでエンディングで主題歌「そして・・生きなさい」が流れる。唄うのは由紀さおりさんラブ しっとり叙情豊かに唄ってくれています。んっスタッフロールにアルファベット多数が!びっくり 外国人スタッフ(韓国?)が大勢参加してるみたいですね。というかこの頃は、作画作業の大半が外国へ出されていると聞きましたが本当だったのですね。

 


 ということで、観終わっての感想は、不満は多々あれど及第点という感じしました。ニコニコとりあえず視聴継続というところで。本日はここまでビックリマークじゃあまたねパー