本日はちょっと思う所あっていつもの小説紹介とは違うお題で書かせていただきます。
昨日の11月4日放送の日テレの情報番組・ヒルナンデスにおいて、芸人の陣内智則さん、川村エミコさんら四人が群馬・高崎のローカル駅から評判のパン屋を探し歩くという企画のロケVTRが放送されたのだが、その道中で自動車整備業の年配男性に件のパン屋の行き先を尋ねるシーンがあった。
その年配男性は親切に「左に曲がって道なりにずっと真っ直ぐ行くと丁字路になるんですよ・・」と答えてくれたのだが、陣内智則さんは「丁字路ですか?」と苦笑交じりで聞き返し、年配男性が「丁字路」と断言したところ、川村さん以下のメンバーも「丁?」「丁ね(笑)」と口々に繰り返した後、年配男性と記念撮影するなどした後、パン屋探しに戻り教えられた丁字路に差し掛かったのだが、そこで四人は先程の件を思い出したのか「信号左曲がって丁字路ね(笑)」「もう丁字路(笑)」
「もうT字路だ!」
「(じゃなくて)丁字路(笑)」
と連呼した後、最後に川村エミコさんが「丁字路に持っていかれて(道案内を)ちゃんと聞いて聞いていませんでしたね。」と締め一同噴き出す
というくだりで一旦終わっていた。
そのVTRには各人が「丁字路」と発言する度にテロップで「丁字路」と入れて強調し、さも年配男性が間違った言い回しをしている愚かな人かのような演出がなされていたのだが、道案内してくれた年配男性の丁字路発言は当然正しい日本語であり、道交法で記述されている法令上正しい呼び方でなんら笑いものにされるおかしなものでもない。
陣内ら芸人四人は、自分らの無知を棚に上げ、年配男性の言い方に違和感を覚え、いわゆる「ツボにはまって」しまって吹き出したのだろうが、そこは彼らの無知さをさらけ出したと思えば逆に滑稽に写るので、許せる。
しかし、自分はこの番組の編集者・プロデューサーに対しては怒りを感じる。放送局の、増しては情報番組に携わっている者が、正しい日本語を使っている年配男性を笑い者
にするかのごとき演出・編集をするなどどうなっているのか?それこそ陣内ら芸人の無知をお詫びするテロップを入れるか、言葉についての解説テロップを入れるか、件の部分を放送しないかだろうに・・・
それこそ番組編集・監督者としての見識を疑う!
またいつからこのテレビ局は、親切に道案内してくれた人をあざ笑うことを良しとするようになってしまったのか・・・
ということで本日は、ちょっとむっとしたことがあったので書かせていただきました。
次回はまた小説の紹介へ戻らせていただきます。
それではまた