お盆休みも過ぎてまだまだ暑い日が続いていますが、気がつけば蝉の鳴く声が、アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ辺りからヒグラシの声に移っている事に気が付きました。
 若い時には気が付かなかった季節の移り変わりを中年になって虫の声や咲く花で敏感に感じられる様になったことは素敵だなぁと思います。

 さて、暑い日もまだまだ続きますが、バテずに本を読んでいこうと思います。
 
 それでは、本日も作品紹介にいこうと思います。              その作品は時代小説、梶よう子 著 柿のへた 御薬園同心 水上草介 です。ではいつも通りあらすじ紹介から行くとします。


 水上草介は、小石川の養生所の隣にある幕府御薬園・小石川御薬園で薬草や貴重な植物の世話・管理を行う御薬園同心人並み外れた植物の知識は他の追随を許さないものの、そのおっとりした性格とひょろっとした吹けば飛ぶような体躯に付けられた渾名の『水草』が定着してしまい御薬園中から水草草介と呼ばれている。そんな草介の元には、上役、同僚、園丁、養生所の医師や患者、上司の娘でお転婆女武道・千歳らから日々起こる事件や揉め事の相談が舞い込んでくるのだった・・・

 
 武士でありながら腕っぷしは無くのんびりおっとり屋の草介だが、彼が様々な騒動に関わると自然と悩みや騒動が治まってしまう。そんな江戸時代の草食男子水上草介と彼の周りで起きる日常の一コマを植物を絡めて綴られる太平の世の連作時代小説 
 癒やし系作品です。心がほっとしたい方、気持ちを落ち着かせたい方はこの作品を読んだ見たらと思います。

 ということで本日はここまで じゃあまたね

 
柿のへた 御薬園同心 水上草介 (集英社文庫)/梶 よう子
¥626
Amazon.co.jp
柿のへた 御薬園同心 水上草介/梶 よう子
¥1,728
Amazon.co.jp