ゴールデンウィーク中に一冊何か読んでやろうと思って選んだのが、 冲方丁 著 天地明察 です。 なかなかボリュームがあるので連休中に読むのが良いかと考えた次第です。 それにこの作品、映画、コミックスも出ているのでそれも観てみようという企画です。 それではあらすじですが・・・
江戸時代、四代将軍・家綱の後継人で会津藩藩主・保科正之の庇護を受けていた名門家の碁打ち、安井算哲(後の渋川春海)はときに将軍の御前で碁の対局を披露する御役目を務めていたが、碁の世界に生きがいを感じず
、日々

天文への憧れと算術の研鑽を積む事が
慰めになっていた。 その頃の日本においては800年もの間使われてきた中国の暦にずれが生じていた
治世において重要な暦に齟齬が生じる事に危機感を覚えた幕閣
は暦の改暦という一大事業を算哲に命じるのであった
日本初の暦、貞享暦の作成者にして
初代幕府天文方
に任命された渋川春海の半生を描く・・・
時代小説ではあるが、派手なチャンバラとは無縁、暦の改暦という地味なテーマを描いているが、それに挑む安井算哲と妻・えんを始め彼に関わる人々が生き生きと描かれている。この作品を読み終えた後、なんともいえない清涼な感じが漂っていて春から初夏に吹くさわやかな風のような作品でありました。 映画、コミックスも観てみたが、映画もなかなか良くできているが、他の映画を押しのけて映画館に行こうかとなるかは微妙~
いや、アクションしていない地味な算哲役・岡田准一君や佇まいの穏やかな演技と表情が
ラブリーな妻えん役・
宮崎あおいさんを始めベテラン俳優陣皆さんのコミカル又は渋い演技は良い
んですが・・・映画にするとやはり地味なんですよ
映像にするなら同じ俳優陣でNHKで1クール位の連続ドラマでやってくれたら良かったのに・・・残念!
コミックスの方は著書の雰囲気をうまく表現していて線の細い絵柄なんですがなんとも良い味だと思います。この小説を読む方々ならすんなり読んでいただけるのではないかと思います。 玄人好みの作品ですがお見かけしたら一読を・・・
江戸時代、四代将軍・家綱の後継人で会津藩藩主・保科正之の庇護を受けていた名門家の碁打ち、安井算哲(後の渋川春海)はときに将軍の御前で碁の対局を披露する御役目を務めていたが、碁の世界に生きがいを感じず










時代小説ではあるが、派手なチャンバラとは無縁、暦の改暦という地味なテーマを描いているが、それに挑む安井算哲と妻・えんを始め彼に関わる人々が生き生きと描かれている。この作品を読み終えた後、なんともいえない清涼な感じが漂っていて春から初夏に吹くさわやかな風のような作品でありました。 映画、コミックスも観てみたが、映画もなかなか良くできているが、他の映画を押しのけて映画館に行こうかとなるかは微妙~





コミックスの方は著書の雰囲気をうまく表現していて線の細い絵柄なんですがなんとも良い味だと思います。この小説を読む方々ならすんなり読んでいただけるのではないかと思います。 玄人好みの作品ですがお見かけしたら一読を・・・
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