今日ご紹介する作品は先日ご紹介した「六機の特殊 - 警視庁特殊部隊」の続編 黒崎視音 著  六機の特殊 - 蒼白の仮面 です。前作は連作物でしたが本作は長編小説となっていて謎の黒幕(すぐさっしがつくが・・・)を追う形となっています。 そのあらすじは・・・

 有名進学校でもある女子高校で20代の男が構内に侵入した後、応対した教員を刃物で切りつけ、女子高生を監禁して立て篭もる事件を起こした。ただちに警察が女子校を取り囲む中、小隊長・土岐悟率いる警視庁特殊部隊、通称・特殊強襲部隊 - SAT -第四小隊が臨場する。捜一特殊犯捜査一係 - SIT - の落合に
嫌な顔をされつつも無事事件解決の一助となるSAT四小隊 事件解決後、容疑者が漏らした「蒼白の仮面」という謎の言葉 「蒼白の仮面」とは、犯罪マニアが集まるインターネットの闇サイトの管理人の名で、その闇サイトの管理人に教唆された者がテロ的犯罪を引き起こしていた事が判る。 そして「蒼白の仮面」に教唆された者達が引き起こすテロ事件が次々頻発し、土岐率いるSAT第四小隊も次々出動を強いられる・・・
 
 今回は長編小説となっての警察特殊部隊の活躍を描いた第二弾の警察小説ですが、前作同様、犯人探し、トリック探し等は無く

深い謎なんて無い、アクション小説いや映画かドラマの脚本といった感じの作品です。 特殊部隊小隊長の主人公・土岐の心の内、心の動きが中心に物語が進んでいきますが、複雑な物語では無いのであっという間に読めると思います。 ゴールデンウィーク後半の暇つぶしにでも気楽に読んでみてはいかがでしょうか
 
蒼白の仮面 ~六機の特殊II~ (徳間文庫)/黒崎視音
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