ここの所、尖閣列島周辺海域での中国漁業監視船の活動が活発になってきています。先日は監視船の侵入と呼応して中国空軍機(戦闘機)が40機の集団で尖閣付近への接近がみられスクランブルした航空自衛隊機に威勢を見せつけて帰ったそうです。 ここ最近の中国の領土への執着は凄まじく、東シナ海、南シナ海、インドカシミール地方などで活発に活動がなされています。 「13億人の国民を養ってゆくため、資源の確保にやっきになっている」との分析がありますが、日本政府には毅然とした態度での対応とともに、もしもに備えた充分な準備(装備・人員・法整備)を願いたいものです。
さて今日ご紹介する作品は、そんな今時の時勢に合わせたかのような作品、夏目正隆 著 スクランブル バイパーゼロの女 です。 そのあらすじは・・・
中国人民解放軍の反乱が起きて、試験航海中の中国空母が反乱軍により奪取され一路尖閣諸島へ目指して進んでゆく。途中、日本漁船が拿捕され人質を盾に魚釣島を占領する意図が見え隠れする中、国会は親中派議員の造反・抵抗により首相が自衛隊への防衛出動行動命令が出せない事態に
そんな中自衛隊は、漆沢美砂生率いる航空自衛隊307飛行隊に海上警備行動に基づく出撃を命じる
・・・
平和ボケして本来の責務を果たさない無責任な政治家と法律の矛盾
と バイパーゼロと呼ばれているF-2支援戦闘機を駆り、海上6メートルを命がけで進撃する女戦士と部下達
との対比は、スクランブルシリーズの定番の構図であり、日本の政治体制をオーバー気味に皮肉っているが、いやいつの時代もこの国は国防というテーマには真剣に向き合う事をしてこなかった事を思い出した。政治家が相変わらず言葉遊びに従事してばかりではいつかとんでもないことになってしまうのではと不安を感じてならない。 さて物語自体はいくらかリアリティーの無い描写もたたあるが、言いたい事は明確で解りやすく軍事初心者でもなんとか読み進められると思う。軍事活劇として楽しく読んでいただいて、少し政治と国際情勢に思いをはせてみるのはどうでしょうか・・・
さて今日ご紹介する作品は、そんな今時の時勢に合わせたかのような作品、夏目正隆 著 スクランブル バイパーゼロの女 です。 そのあらすじは・・・
中国人民解放軍の反乱が起きて、試験航海中の中国空母が反乱軍により奪取され一路尖閣諸島へ目指して進んでゆく。途中、日本漁船が拿捕され人質を盾に魚釣島を占領する意図が見え隠れする中、国会は親中派議員の造反・抵抗により首相が自衛隊への防衛出動行動命令が出せない事態に


平和ボケして本来の責務を果たさない無責任な政治家と法律の矛盾


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