昨晩は強い雨風の春の嵐で各地で被害が出たようですが、我が家ではプランター、植木鉢、物干し竿、等を片付けてあったので被害無しで治まりました。これで桜の花びらもあらかた散ってしまいましたかね・・・
さて、今日ご紹介する作品は、暖かく爽やかな春の季節のような時代小説、山手樹一郎 著 江戸の朝風 です。 そのあらすじは・・・
江戸は浅草浅草寺の盛り場辺りを流し歩いていた遊び人のおとぼけの仙太は、ボーッとしている懐が重そうな田舎侍を見かけて声をかける。黒潮太郎というその浪人が人探しをしているのを聞いて、小遣い稼ぎに旧知の女易者「陰陽師・天明堂白蘭」の元に連れて行く。 品の良い大年増の白蘭に尋ね人は七人だと当てられた太郎は、自分が元某藩の前途のある藩士だったが、嵐の日、藩船での航海中に重役の娘の嫁取り話に嫉妬した友に船縁から突き落とされて遭難したこと。密輸海賊船に助けられ仲間となって大暴れしていたこと。嵐にあって再度遭難し無人島に仲間七人ととも漂着し次々と仲間を亡くすも生き残り日本に帰った事。亡くなった仲間の遺族にその事を伝えようと探していること。を語る。 その事を聞いた白蘭は尋ね人に出会えることを告げる。 お告げを聞いた太郎は、尋ね人を探しにおとぼけ仙太を連れてお江戸の街に出て行くのだった。
海のような大きな心と抜群の腕っ節と優しい心を持つ黒潮太郎という青年が行く先々では、不幸やトラブルに見舞われている亡き仲間の身内達がいた
そんな彼らに手を差し伸ばす太郎の姿に、女は惚れ
小悪党は真人間に成り
悪党は恐れ慄く
いつしか太郎の周りには彼に感化された多くの仲間が集ってくるのだった
爽やかな春の風のような快作
是非ご購読ください
さて、今日ご紹介する作品は、暖かく爽やかな春の季節のような時代小説、山手樹一郎 著 江戸の朝風 です。 そのあらすじは・・・
江戸は浅草浅草寺の盛り場辺りを流し歩いていた遊び人のおとぼけの仙太は、ボーッとしている懐が重そうな田舎侍を見かけて声をかける。黒潮太郎というその浪人が人探しをしているのを聞いて、小遣い稼ぎに旧知の女易者「陰陽師・天明堂白蘭」の元に連れて行く。 品の良い大年増の白蘭に尋ね人は七人だと当てられた太郎は、自分が元某藩の前途のある藩士だったが、嵐の日、藩船での航海中に重役の娘の嫁取り話に嫉妬した友に船縁から突き落とされて遭難したこと。密輸海賊船に助けられ仲間となって大暴れしていたこと。嵐にあって再度遭難し無人島に仲間七人ととも漂着し次々と仲間を亡くすも生き残り日本に帰った事。亡くなった仲間の遺族にその事を伝えようと探していること。を語る。 その事を聞いた白蘭は尋ね人に出会えることを告げる。 お告げを聞いた太郎は、尋ね人を探しにおとぼけ仙太を連れてお江戸の街に出て行くのだった。
海のような大きな心と抜群の腕っ節と優しい心を持つ黒潮太郎という青年が行く先々では、不幸やトラブルに見舞われている亡き仲間の身内達がいた







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