今日ご紹介する作品は久しぶりにSF作品、ってアンタそれしか紹介してないでしょうの作品、田中芳樹 さんの銀河英雄伝説 4 ですしばらく紹介していなかったので正直忘れてましたがやっぱりイイ 自分にとってSFといえばと問われるとこの作品となるんで是非読んで無い人には読んでみてほしい作品なのです・・ではあらすじへ・・・

 貴族連合軍に勝利し帝国の実権を握ったラインハルトは旧貴族連合軍の二人がフェザーンの支援を得て皇帝誘拐の企みを企てている事を知る。しかしその事をもって揺さぶりをかけてくるフェザーンの補佐官ボルテックに対して逆に脅しをかけて揺さぶったラインハルトは、次のフェザーン自治領主の座をエサに自分への協力を誓わせる
ラインハルトは同盟侵攻には、イゼルローン回廊ではなくフェザーンを征服した後、フェザーン回廊からの侵攻という常識外の戦略を練っていた。   そんな同時期に同盟のヤン・ウェンリーは、その事を予測しつつあったが彼の立場ではその事に対処し得なかった。そんな彼の元に、彼の養子ユリアンが配置転換の為にフェザーンへ行かせる命令が届く 今再び銀河の運命が大きく動きだした・・・・

 帝国軍のフェザーン侵攻の前段階、皇帝誘拐事件を描いている本巻は、帝国の実権を掌握したラインハルトが銀河の統一の為に、敵対する勢力の陰謀すら利用してその敵対勢力への侵攻を企む戦略家の面を描いている。そして同盟のヤン・ウェンリーの戦略家としての一面をも描いている。そして彼らを取り巻く人々の個々のエピソード
ドンパチ感はありませんがこれはこれで読み応えがあると思います。 是非、概巻と共にお読みください。

銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)/田中 芳樹
¥819
Amazon.co.jp