アメーバのメンテナンスが最近さらに頻繁になって来ましたね。こうなると、私は朝にブログを更新することが多いので予定が狂って大変です。仕事の都合なんかもあって更新出来づらい事もありますが、まあ、ぼちぼち更新していくのでお付き合いください。
さて、今日ご紹介する作品は、西村寿行 著 滅びの笛 です。この著者の作品は、学生の時、図書館で一読してから引きこまれて、しばらくこの方の作品ばかり読んでいた事があります。この方の作品はハードボイルドであり荒々しさ、凄惨さを強く感じさせ
、自然への恐怖と畏敬を感じさせ人間の弱さと残酷さ
、恐怖を強く印象付けさせてくれるものが多いです。またエロイシーン
も多々あり男子学生の身ではドキドキさせられた事もありました。
さて本作、滅びの笛ですが。南アルプスで発見された遺体は死後10日程度で白骨化していた、そのころ環境庁鳥獣保護課の沖田の元には中部山岳地帯で鳥獣の異常繁殖現象が起きている情報が次々上がってくる、調査する沖田
、すると120年に一度の鼠の大繁殖が起きている事実が判明する。この異常事態に戦慄を覚えた沖田は対策を関係諸機関に訴えるが、取り合わない各機関、そして大量繁殖した鼠達が大惨事を引き起こしてゆく・・・
本作は鼠の大量発生によるパニック小説である。著者の西村氏は自然の厳しさ、怖さ、恐怖を強く印象付ける文を書く方だがこの作品にもそれが表れている。そして人間が自然への畏敬を忘れた時に起きる悲劇、人間の愚かさを描いていて氏の作品群を読んでいると、時に部屋の温度が下がった感じがし、またある時は、底の見えない古井戸に頭を突っ込み闇を見ているが感じや、鬱蒼とした樹海の奥で蔦が絡まった木々の間にある闇の部分を覗いているが如くの薄ら寒い感じがして背中に冷たい汗が伝った事もあります。そういう恐怖感が書ける作家さんはそうはいないと思います。
古い作品も多いので本屋さんでは見つけ難いかもしれませんが、古本屋、図書館で見つけたら是非御一読を

さて、今日ご紹介する作品は、西村寿行 著 滅びの笛 です。この著者の作品は、学生の時、図書館で一読してから引きこまれて、しばらくこの方の作品ばかり読んでいた事があります。この方の作品はハードボイルドであり荒々しさ、凄惨さを強く感じさせ



さて本作、滅びの笛ですが。南アルプスで発見された遺体は死後10日程度で白骨化していた、そのころ環境庁鳥獣保護課の沖田の元には中部山岳地帯で鳥獣の異常繁殖現象が起きている情報が次々上がってくる、調査する沖田

本作は鼠の大量発生によるパニック小説である。著者の西村氏は自然の厳しさ、怖さ、恐怖を強く印象付ける文を書く方だがこの作品にもそれが表れている。そして人間が自然への畏敬を忘れた時に起きる悲劇、人間の愚かさを描いていて氏の作品群を読んでいると、時に部屋の温度が下がった感じがし、またある時は、底の見えない古井戸に頭を突っ込み闇を見ているが感じや、鬱蒼とした樹海の奥で蔦が絡まった木々の間にある闇の部分を覗いているが如くの薄ら寒い感じがして背中に冷たい汗が伝った事もあります。そういう恐怖感が書ける作家さんはそうはいないと思います。
古い作品も多いので本屋さんでは見つけ難いかもしれませんが、古本屋、図書館で見つけたら是非御一読を
