じめじめとした梅雨の時期、こんな時お薦めしたいのが、雨の後の快晴の青空のような作品、山手樹一郎 著 江戸名物からす堂 である お江戸柳原土手に立つ、観相見(占い師)の浪人からす堂の先生と、その先生にくびったけ小柳町の小料理屋の女主人のお紺さんそんな二人に、今日もやっかいな事件が舞い込んでくる・・・からす堂の観相見で事件は解決するのか お紺さんの恋は実るのか 
 基本、バッドエンディングを書かなかった著者の、グッドエンディング系
時代小説の快作ですので、気持ちスッキリで「あ~気持ちい~ と思える一作だと思います。本作は一~四巻までありますが、一巻を読んでいただければ、すぐに二冊目に手が出るとおもいます。