ブログ主です。当ブログへのご訪問ありがとうございます。

 

まずお詫びです。先週のブログ記事において、「捨てられ公爵婦人は平穏な生活をお望みのようです」の実本の写真に出して、ブログのお題にするよ!と宣言しましたが・・コチラの勘違い!

 

本年2月には、ご紹介していましたね、申し訳ございません。

 

今後はチェックの漏れがないようにしたいと思います。

 

ということで、本日は代わりに「捨てられ公爵夫人・・」の二巻ネタのご紹介をしようかと思っていましたが、急遽別ネタで行かせて頂きます。「捨てられ公爵夫人・・」の二巻の紹介は又別の日に・・

 

ということで、本日は、たけすいさんの『追放された侯爵令嬢と行く冒険者生活をご紹介したいと思います。

 

それではいつものように「あらすじ」から参ります。

 

 

 

【あらすじ】

侯爵令嬢にして王国宰相の娘であるエリカ・ソルンツァリはハメられた。理由は、神に選ばれし「光の巫女」と親友であった為だ。存在するだけでその国を栄えさせられるという神に選ばれた「豊穣の女神」とも言える存在である「光の巫女」である彼女は、例え平民身分であっても貴族が手中に置きたいと願う存在で、しかも彼女の自由意思が絶対妨げられてはいけない存在の為、下は下級貴族から上は上級貴族や王族まで彼女にアプローチを掛けたいと願っていた。

 そんな状況下、無意識に光の巫女の親友になってしまったエリカは意図せず光の巫女に群がる男共を遠ざける存在に!「コレはいかん!」と貴族から王族までこぞって彼女を光の巫女から排除する陰謀が進行する中、誰の意思が介在したのか、エリカは「光の巫女の暗殺を企てた」と教会から告発されてしまったのだ。

流石に王国の屋台骨を支える宰相の娘を処刑するわけにもいかず、困った王国上層部は教会とも図り「エリカ・ソルンツァリは身分違いの下級貴族家の息子と駆け落ちをした」というストーリーを拵え国外へ追放した。というのが今ココ。そしてそんなエリカと駆け落ちをした相手役というのが、古参の名門だが貧乏極まりない子爵家の次男坊シン・ロングダガーである俺!貴族籍から外され国外追放の身となるのに喜んでこのオファーを承諾したのは、実は俺、彼女を密かにずっと好きだったからなんだよね・・・

 

【解説】

 

①本作は『小説家になろう』発の異世界ファンタジー作品!

 

本作は無料購読可のweb小説サイト『小説家になろう』発の異世界ファンタジー作品。魔物が居て剣と魔法が存在する欧州中世風の世界を舞台に、「駆け落ちを理由に」王国から追放された元侯爵家令嬢にして剣と魔法の申し子であるエリカ・ソルンツァリと貧乏子爵家の次男にして学園最底辺の成績で密かに冒険者をしているシン・ロングダガーが偽りの夫婦で冒険者として生きていくお話です。

 

「おっ、おもしろそう」と思った方は、以下のアドレスから無料購読出来ますので是非一読を!↘

 

本作『小説家になろう』ページ

https://ncode.syosetu.com/n6439hd/

 

本作『カクヨム』ページ

 

 

【本作感想】

 

本作の読み始めは、王国内の貴族内の陰謀で追放になった、上級貴族家の娘にして美人で剣も魔法の腕も全て超一流の完璧お嬢様と、そんな彼女に密かに懸想していた貧乏下級貴族家の次男坊にしてまともに魔法も使えず「身体強化」しかできない学園最低成績の主人公の、凸凹コンビが図らずも偽装結婚の冒険者生活をして、主人公が彼女との実力差にキリキリ舞いしながら無理をしていくお話だと思っていました。

 

当初は、そんなお話だと思っていたのに、読み進める内に違和感が!確かに圧倒的な剣と魔法の腕を持ち主人公の事など偽装結婚の「相手役でしかない」という態度を取るエリカと、通常の魔法は使えず極些細な「身体強化」と「治癒魔法」しか使えず中級冒険者でしかない主人公の実力格差のある冒険者生活だったはずが、主人公は運の悪さから常に自分が討伐できる範疇を上回る強力な魔物と戦うというイベントに遭遇し、常に血反吐を吐き、骨を折り、内臓が破壊される瀕死の状態となるも、上級魔物を倒してしまう・・・

 

そう彼は、自分の実力は、「魔法も満足に行使できない精々中級冒険者で居られる程の実力でしかない(実際中級冒険者)」と勘違いして、到底エリカと並び立つ存在ではないと卑下しているのだが、実は中級冒険者では絶対倒せない上級魔物を苦戦し死にそうになりながらも倒せる実力を持つ「もう上級に手が掛かっている実力者」であり、ソレを見抜いているエリカから密かに思慕の念を持たれている事に気付かない「鈍感勘違い童貞少年」であったのだ。

 

そんな「自己肯定感が低すぎる」元下級貴族家次男の主人公の少年と彼の事が密かに好きになっていた元上級貴族家の娘であり剣と魔法の実力も一流でありながら自分の想いを表現する事が苦手な「恋愛初心者」のお嬢様との奇妙な勘違い疑似冒険者夫婦生活が描かれる恋愛ファンタジーが本作。

 

彼女に懸想しずっと彼女を盗み見してきたストーカー少年の主人公が、彼女への想いや、手強い相手と戦う際に起きる内心での自問自答の心の声の描写がなんとも言えない面白みに感じる本作!今年に読んだ作品の中でもベスト5に入るかもと思える面白さ。

是非、一読をして欲しい作品です。おすすめです。

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!