ブログ主です。当ブログへのご訪問ありがとうございます。
今日は、お正月休みの最終日。
落ち着いた穏やかなお正月で、図書館から借りてきた本が沢山読めました。
こんな日々がずっと続くと良いなぁ・・
閑話休題
はい、それでは新年最初の本の紹介へと参りましょう。本日紹介する作品は!
堂場瞬一さんの『拒絶の理由 警視庁総合支援課4』です。
いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。
【あらすじ】
突然の母親の入院の知らせに困惑する晶。病院に着いてみると身体の調子が此処の所悪いので念の為の検査入院だとの事。「娘の世話にはならない。」と強がり迷惑がる母の態度に辟易としながらも、母が重病であったらどうするか思い悩む晶。病院の帰り道、会社の同僚同士が飲みの席で喧嘩沙汰になり一人が死亡する事案が発生したとの知らせが入る。翌日、被害者の家族に会いに行った晶は、被害者家族の態度に違和感を感じる。すると次の日、被害者家族は逃げる様に新潟へ!理由も理解らず新潟に向かう晶。被害者家族について調べを進める中、道の駅で音信不通だった兄を見かけた晶は・・・
【解説】
①本作の著者は堂場瞬一さん。
本作の著者は堂場瞬一(どうばしゅんいち)さん。
1963年茨城県生まれの62歳。
1986年、青山学院大学国際政治経済学部卒後読売新聞東京本社入社。社会部記者やパソコン雑誌編集者を務めるかたわら小説を執筆する。
2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。
2012年、読売新聞社退社。以後スポーツ小説や警察小説を中心に作品を発表。
2024年末、著書190冊達成。発行部数は世界累計1400万部達成。
2025年、年内に10冊以上もの新作刊行が控える中、著書200冊達成という記念すべき折を祝し、出版社の垣根を超えた 作家による全国ツアー the200 の開催が決定!本作も年内10冊刊行の一冊!
主にミステリーやスポーツ分野の作品を提供する作家さんです
代表作
・8年
・ミスジャッジ
・ヒート
・チーム
・刑事鳴沢了シリーズ
・警視庁失踪課高城賢吾シリーズ
・警視庁追跡捜査係シリーズ
・アナザーフェイスシリーズ
・警視庁総合支援課シリーズ
など
※新潟市萬代橋を臨む
②『警視庁総合支援課』シリーズとは?
『警視庁総合支援課』シリーズは、堂場瞬一さんの警察小説シリーズ。
『警視庁犯罪被害者支援課』シリーズの続編。主人公を前シリーズの村野より柿谷晶に変更している。
国民の「犯罪被害者支援の充実」の要望に応えるという名目で、新たに造られた「警視庁犯罪被害者支援課」は、主に犯罪が発生し生じた犯罪被害者に対して心のケアとマスコミ対策を行うのが主な任務だったが、「加害者家族に対する謂れなきバッシングや暴力に対して、安全を図り心のケアも行うべき」との新たな指針が示され、「犯罪被害者支援課」は、犯罪被害者家族と犯罪加害者家族の心のケアと支援を行う「総合支援課」へと生まれ変わった。
前シリーズの主人公・村野は中間管理職として後方支援に回り、本シリーズでは、柿谷晶に主人公が交代。兄が起こした事件によって加害者家族となった晶は「加害者家族の立場でものを考えられる」という意図で総合支援課に配属する事を前提として警視庁に採用された経緯がある。そんな主人公が、総合支援課で「被害者家族、加害者家族に対してどういう支援が出来るのだろうか?」と日々懊悩し藻掻く様を描いた警察小説が本作です。
※新潟名物へぎそば
【感想】
『警視庁総合支援課』シリーズも4作目(※0聖刻も入れると5作目)。主人公・柿谷晶は相変わらず事案に前のめりのワーカーホリック気味なのは相変わらず。
今巻では総合支援課に新キャラクター登場です。
で、今作の読みどころは!
①会社の飲み会で起きた喧嘩沙汰からの傷害致死事件の被害者家族の支援に乗り出した「総合支援課」だったが、被害者の父親が、警察の事情聴取にも支援の受け入れも拒絶!しかも、遂には職も捨て、子供の学校生活も捨てさせて夜逃げ同然に失踪したという不可解で怪しい事案!主人公の晶は、被害者家族を追って新潟へ向かう。
②別居し疎遠だった晶の母が突然入院。兄の傷害致死事件の後の「父の自死」と「出所後の兄の失踪」で家庭崩壊した柿谷家では晶と母の仲もずっとギクシャク!
そんな晶が出張先の新潟で失踪した兄の姿を見掛けて・・・もう一度「兄」と家族として真正面から向き合おうと決意した晶は、兄の元へ・・・
の2つ。
②の主人公・柿谷晶のプライベートの家族の問題については、これまで詳しく語られて来なかった「兄が引き起こした傷害致死事件」の詳しい内容が語られる。事件後、家族がバラバラになった柿谷家。母の入院と失踪していた兄の発見で、「家族」と真正面から向き合おうと決意した晶の心の成長と晶の兄の「加害者」になった者の心の重みが感じられた印象的なエピソードでした。
で本作の本筋である「傷害致死事件から来た被害者家族の支援」における「被害者家族の不可解な失踪」エピソードについては、もう序盤から「何で?」いう不可解さと怪しさに当惑!「まるで濃い霧の中を手探りで歩いている様な感じ」で物語は進む。
ミステリーなのだから、「飲みの席で起きた喧嘩沙汰から起こった傷害致死事件」と「被害者家族の失踪」は何か関係あるはずだが、どこでどう繋がってくるのか?想像も付かない。
「傷害致死事件」と「被害者家族の失踪」の繋がりは、主人公の丹念な聞き込みの積み重ねから徐々に明らかになっていく・・まるで玉ねぎの皮を一枚一枚剥いでいく感じ。その先で見つかった両者の繋がりと胸糞の悪さに驚愕!
元の事件自体には陰惨さは無く、事件捜査も聞き込みのみで、派手なアクションシーンも残酷描写も無いのに、なんとも印象深い事件!
序盤から「怪しさ満載」なこの事件の行方を是非一読してみてほしい。
ということで本日はここまで!じゃあまたね!
※当ブログ記事には、ichi1さん、(株)レイリアンさんの写真素材が、写真ACを通じて提供されています。






