星惑の砂 | 萩夏ヮっふぅ

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気になることや好きなものなど、無駄に延々と語るだけ。

 

玄師ミクのほうじゃないよ。

 


 

とんでもないものを観たな…。それが最初の感想。


どれくらいとんでもないかというと宇宙ヤバいのコピペを
この映画ver.で使いたいくらい凄い(笑)





part2

いにしえのSF
 

 

 

夏休みも終わる残暑、宿題の読書感想文で焦りながら
図書館で本を探す。

人気のない奥の棚、隅にある
現実を生きる人々からは見向きもされない書物

忘れられた、古くさい知識
だけど中二病者を誘う魅惑的な書物。


試しに開いて読んでみた時の、
得体の知れない、不気味な分野へ足を踏み入れることへの
底知れぬ恐れ…


急に自分の立っている場所が不安になるような、
あの感覚。


そんなことを思い出させる作品。

 

 

 

 

 

この国だと小さい頃からアニメや漫画でその異世界の元ネタである
異民族の文化、神話、宗教みたいなのに慣れてて受容できる素地があると思うんです。

浅く、ネタとして捉えるという意味で。
 

例えば、その素地があまりなさそうな他国の人が、
日本に来て初詣とかですごい人が神頼みしてる姿とか、

(話は逸れますが、死に直面した時の神様って日本もたぶん、姿、形が存在しないと思う。なのでつまり…割愛
どれくらい異様な光景に映るのか、感じるのかって

もしかしたら、私がSFに接触する感覚の方が近いかもしれない。

 

ファンタジーは過去の情報だけのものだけど、SFは違う。
未来予測があるから。

だからより一層、未知への異物の知識への恐れがある。

 

異教の世界へ紛れ、信者を目の当たりにし、
異教の信仰へ飲み込まれることへの、恐怖とは、こういう感覚なのかと思わせる。


そんな感覚にもなる作品。

 

 

これ原作1965年なんだって。

これを1965年に出せる人間を生み出せる超大国の時代背景よ。
バケモンだわ。



それなりに好きなジャンルなので作品名も見聞きしたことはあるのですが
何となく大航海時代っぽいSFなのかな~と思うぐらいだったんで
原作を読んだことないのでとても楽しめました。

SWやナウシカに影響を与えたという触れ込みが効果抜群で(笑)
気になりすぎるってことで
part1観てから劇場に行きました。


ナウシカはもうナウシカ要素分かりやすくあって、テンションがあがります。
SWは昔観て内容殆ど覚えてないのですが、なんか精神とか?かな。


そしてロマン。私の好きなSFの香りがする。キーアイテムが香料だけにw

 

 

過去に何度か映画化されていて
ブラッシュアップしやすいのか今作は
めちゃくちゃ世界観の再現がすごいです。リアル感が。

それに音楽がなんてったって好みすぎる。
IMAXだからか、余計に音楽に中毒になる。

初めてもう一回劇場に観に行きたいって思ったかも…。



そもそも何がすごいってこの書物を映像化しようとする熱意と才能と技術と根性、執念よ。
パワー!まじなのよ。


カルトがすごい。
これDune教の開祖の教典資料ですねって思う。
監督たちは狂信者ですか?ってw

でもそのカルトしてるのには実は理由があって、
原作ではどうやら、メシア信仰で知らん人崇めてるのってどーなん?
集団幻覚なんで目~覚ましたら?みたいなことを書きかったようなのです。
なので、物語としてここまでカルトが高まってるそうですw
でもその後のテーマとしての展開は不評だったらしいです(笑)


でもね、わかります。
これはね、入信しちゃう。
ソッコーサントラ聞き出し、過去の映像化作品をさら~とチェックしましたもの。




指輪物語の時も思ったけど、
このキリスト圏の方々?の実写化というか生身の人間での再現への熱意って凄まじいものがあるよね。

現実に現すことを至高としてるというか…

どこからその信条が来るんだろ?教義とかにあるのかな?


日本だとその辺違うもんね。
邦画はゲーノー人売るために作品を利用するイメージが強いから良い印象ないし…。
原作がSFやファンタジーならクオリティーとかもおざなりが多いし尚更見る気が起きないかもな。


てか日本は特殊で原作が漫画ってことも多い。漫画やアニメの方が絵になるし、個人でも創作できるし、

理想をより描けるから二次元でむしろ満足してる気が。


金カムとか再現度凄いっていってもアニメの出来が良すぎて特にいいですってなってしまってな。

やっぱり漫画原作だと、実写は二次扱いになってしまうかな。

(実写で好きになる人もいるだろうけど)

 

特撮は実写への熱意すごいよね。
ゲームでもリアルに再現することへの注力がすごいし、
それが映像技術としての発展であり最新なんだろうね。

 

 

 

 

 

作品としては、3時間弱あるのに、物語に引き込まれ退屈しませんでした。

観る前はトイレ行きたくなったらどうしようって心配してたのに(笑)

特に後半からより面白くなるのすごかったです。

 

 

 

 

どんな結末になるのか、続きが気になります。

 

 

 

part1に出てるダンカンさんカッコイイ~。イケ、オジ!イケ、オジ!
死語ですが、マブいって言葉が似合いそーな眼差し°˖✧ ✧˖°

あ、part2には出てこなかったですからね。

もちろん主役の人もテライケメンです。(笑)はぁ~絵になるな~。

個人的には役どころもあって、何となく藤○風さんを連想するなどしましたw

 

全体的なキャスティングとしてはまぁ昨今の多様性()の押し売りがあるような…

てかヒロインは2人いますけど、、、今後美女は出るんですきゃ…?汗(失礼)

インド系美女じゃいけないんですきゃ?
主役がイケメンなんだからヒロインも美女にしてくれよ…原作では美女設定じゃないのかな?


でも、そんなこと気にならないぐらい、楽しかったです。



SFとかファンタジーなジャンルに興味ない人とか
いやいやこんな砂の中で目開けるの無理でしょとか
あのミミズ普段何食べてるのとか
そもそもあの機械は~とかその辺が気になって
説明されてないとか、不満にまでなってしまうタイプには
おすすめできないですね。



 

DUNE