世界エイズデイとは、世界規模でエイズの蔓延防止やエイズ患者への差別や偏見をなくすために世界保健機関により1988年に定められた国際記念日で、毎年121日(現地時間で)が世界エイズデイです。世界中でエイズに苦しむ人に向けメッセージを送りエイズ撲滅のため啓発活動やイベントが行われます。2005年よりWACThe World AIDS Campaign)により運営されシンボルはレッドリボンです。

レッドリボンは、病気や事故でこの世を去った人々を追悼する気持ちを表す古くよりヨーロッパに伝わる習慣でした。そのレッドリボンが今エイズのシンボルのように使われるようになったのは、1990年代アメリカでエイズが社会問題になったとき、アメリカのアーティストたちにもエイズで亡くなる人が増えてきました。その仲間たちの追悼とエイズで苦しむ人々への理解と支援を示すためにレッドリボンをシンボルにした運動が始まり、共感した人々により世界的な運動へと発展し、ついにはUNAIDS(国際連合エイズ計画)に採用されました。レッドリボンのメッセージとは、エイズに偏見を持たずエイズと共に生きる人々を差別しないということです。

世界エイズデイでは、国内キャーンペンも開催され毎年キャーンペーンテーマを募集しています。例えば平成22年度は、続けよう~Keep the promise Keep your life~でした。その他にも、世界エイズデイポスターコンクールが毎年世界エイズデイに向けて募集しています。