” 薫風のしっぽ ” ... ⑫ 手術の日 | 柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

柴犬 風花丸♡ 19歳になりました!

2000年2月10日生まれの、優しいお爺ちゃん犬です。

[ ⚠︎ 今回の内容には、イボ ( 腫瘤 )の写真が出てきます。同じような悩みの方の参考になると思うので、患部の加工はしません。苦手な方には、とても生々しく見えますので、ご注意ください

 

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【 薫風 ( くんぷう) は、風花丸のお母さん犬です。2017/2/2 に、18歳8ヶ月で天寿を全うしました。薫風なくしては風花丸を語れず ... 。薫風の最期の1年半を、“ 薫風のしっぽ “ シリーズとして、記憶をたどって書いておきたいと思います。

自分のための ... 、これからの風花丸のための ... 、そしてお役に立つかもしれないお一人の方のための、薫風のお話です。】

 

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          ( “ に〜に “ の足を暖める(?)薫風。 18歳5ヶ月)

 

 

いよいよ全身麻酔による、腫瘤を切除する手術の日となりました。

 

手術の前日は食事を抜いて、当日は、午後の手術に備えて、午前中に病院に連れて行きました。

 

手術の時間は、午後の2時。

 

時計を見ながらソワソワしていたのを思い出します。

 

全身麻酔は覚醒するのに時間がかかるものだと思っていました。覚醒しないリスクがあるから、目覚めるまでが心配で不安だと思っていました。

 

期待と不安で受け取った先生からの電話連絡。

無事に手術を終えたという報告です!

 

そして ...

 

もう目覚めていますよ!

 

と言われてビックリしました。

 

えっ? もう麻酔から醒めているんですか⁈

 

思いがけない嬉しい報告だったので、またソワソワしました。

 

早く会いたい! という気持ちを抑えて、夕方の診療時間まで待っていました。

 

( 手術の後だもの先生もきっとお疲れだと思うから ...)

 

その間に、家族に「 薫風♡ 無事メール」をしました。

 

午後診療の時間に合わせて病院に行き、先生から術後の説明を聞きました。

 

そして先生は、トレイに入れた物を持って来ました。それは薫風から切除した、イボ( 腫瘤 )その物でした。

先生は私と距離を取るように立って、そのトレイをご自分の体で隠しながら、

 

見ますか? 

 

と、聞かれました。

あまりにも生々しい物なので、私に見せても大丈夫なのかと、気を使ってくださったのですね。

 

私は、「 見たいです!」と言って見せて貰いました。

 

[ ⚠︎ 

 

今まで必死に闘ってきた、その大きなイボが、きれいに丸ごと切り取られて、トレイに乗っているではありませんか!

 

それを見た私の顔は、嬉しくて笑顔になっていたと思います。

 

許可を得て、写真も撮りました。

 

帰ってから、家族にその写真を見せると、「 お〜!」と喜びの顔になったのは言うまでもありません。

 

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 [ ⚠︎ 

 

 

 

 

 

こんなに大きくなってしまった薫風のイボです。( 肉芽腫。腫瘤。)

 

本当に可哀想でした。

 

 

 

 

 

そして、全身麻酔からすぐに覚醒した薫風は、お疲れの様子。

 

薫風は病院に一泊して、翌日には退院することになりました。

 

私のそばにいる方が安心するものね。

 

翌日には、ご飯もペロリと食べたそうです♡

 

 

 

 

退院時には包帯を取って、縫い目の確認をしました。

迫力のある傷口の縫い目に、待合室に居合わせた方はびっくりポン!の表情で、戸惑っていましたが、

私は、その傷跡が愛おしい♡

 

愛おしくて、嬉しくて、やっぱり笑顔になっていたと思います。

 

緊急時の点滴に備えて、腕には針が入ったままです。

 

保護にエリザベスカラーを付けて、抗生物質と傷口用の塗り薬など必要な物を頂いての

退院です。

 

 

 
 
手術での切除範囲は、患部ギリギリではなく、イボの細胞が残らないように( ... だったと思います ) 少し大きめに切り取るということでした。
 
患部の場所は、皮のたるみが少ない場所なので、縫合するときに、突っ張る事になるか、
または縫合するのに皮が足りない場合には ...。
 
との事前説明でしたが、そのまま縫合出来るような切除に、してくださいました。
 

 

 

 

手術のために剃った毛も、あっという間に伸びてきて、縫い目を隠すほどでした。

 

すごい生命力だなぁ...。

 

食欲も入院前と全く変わらずにありました。

 

 

 

 

抜糸も予定通りに年末に出来て、無事に腫瘤の切除が完了という事になりました。

 

 

縫い目も見えなくなる勢いで、毛が伸びます。

 

そして、術後の体調も、術前と変わらなかったので、全身麻酔ではありましたが、

決断して本当に良かったと思いました。

 

もっと早く先生に出会えていたらとは思いますが...。

遠回りをしたからこそ巡り会えたのだと思っています。

 

薫風の命も、もう残り少ないだろうと感じていたので、

薫風に対しての唯一の心残りの、大きくなったイボ( 腫瘤 )の存在。

それを取ってあげたくて、そしてそれを取ってあげることが出来て、肩の荷が下りたような気持ちでした。

 

全身麻酔を伴う処置を避けていたばかりに、ギリギリになってしまったけど ...、

間に合って良かった。

 

イボとの闘いは終了です♡

 

術後の体調不良もなさそうです♡

 

良かった...。

 

本当に良かった!

 

先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました!

 

 

そして、薫風との暮らしは続きます。

 

永遠には続きませんが ...。