2024.09.02@Varanasi🇮🇳


Kolkata(コルカタ)行きの電車が16時発だったので4時間ほど時間があったが、もうお祈りとシャンプー呼ばわりはお腹いっぱいだったし、絶対に電車を逃したくないという思いで駅に居座ることにする。

初めの2時間こそ近くのインド人と戯れることで時間を潰せていたが、電車が3時間遅延しているという通知が入っていたこともあり(昨夜は1時間遅延すると言っておきながら1分の遅れもなく出発した)、ガンジス川でボートにでも乗ろうと町に出ることに決めた。


ガンジス川沿いには何やら人が大量に集まっており、ボートも全て停泊している。どうやら何かの儀式が始まるようで、せっかくなので見ていくことにした。儀式が始まるまで隣のお姉さんと談笑していると、旦那や子供、そして彼氏の自慢をされる。彼女によるとインドではセカンドパートナーの存在がおかしいことではないらしい。そうであれば昨日の団地妻からの誘惑も頷ける。(”you’re so cute”と言われただけ)

ものすごい数の人だったので特別な儀式かと思っていたが、毎日の儀式とのことで、インド人の敬虔さが伺える。儀式自体は日本人の僕にはさっぱりで、理解できたのは遠くの舞台で何やら数人が踊りながら火を振り回しているらしいということだけだった。


儀式が終わり、偶然鉢合わせた路地裏無料カレー配りキャンペーンで夜ご飯を済ませ駅へ向かう。

電車の遅延情報の通知頻度はヒステリックともメンヘラとも言えるほどで、最終的に64件の通知を受け取ることになるのだが、文言は毎回「今は○時間遅れですが、キャッチアップしてみせます」である。後半の宣言とは裏腹に、毎度前半の遅延時間は伸びていくのだが、細かいことは気にしてはいけない。ここはインドなのだ。

念の為、遅延情報が言う時間の1時間前には駅に到着しておいたが、電車が来たのはそこから2時間半が経過した23時過ぎであった。加えていうと「8番線に間も無く電車が参ります」のアナウンスの後、実際に電車がホームに入ってきたのは15分後だった。もうちょい連携なんとかならんもんかねと呆れてしまう。

最終結果は6時間59分遅れ。日本であればJRの社長・副社長・専務・常務全員の首がとんでもお釣りがくるのではなかろうか。