2024.08.29@Kurseong→Varanasi🇮🇳


Kurseong(カーシオン)の町に別れを告げ、目指すはVaranasi(ヴァラナシ)。かの有名なガンジス川の沐浴スポットだ。カーシオンからは約800キロでおよそ17時間の寝台列車の旅である。

ヴァラナシには日本人バックパッカーから伝説の宿と呼ばれる「クミコの家」というホステルがあり、あの麻原彰晃や長渕剛も泊まったとか。デブもヴァラナシに行くなら絶対にこの宿に泊まるべきだと太鼓判を押す。

確かに絶滅危惧種のジャパニーズヒッピーと戯れるのも一興だが、やっぱり僕は地元民と交流したいと思いカウチサーフィンを開く。どうせ日本人と会うならたまたまバッタリの方が面白いではないか。ちなみに僕は本屋で偶然同じ本を取ろうとしたことから始まる的なロマンティックラブに未だ憧れている。28歳である。


決してロマンティックラブを求めてというわけではないが、なんとなく次は女性ホストがいいなと思い、Femaleの欄にチェックを入れる。1人から「家には事情があって泊めることはできないけれど、デートなら出来るわよ」(超意訳)とのメッセージ、もう1人から宿泊OKがもらえた。前者には時間がある時に連絡すると伝え、後者とやり取りを継続する。初の女性ホストということでテンションが上がっていたのも束の間、彼女はヒンドゥー教の修道院に仕える修道女で、どうやら僕は修道院に泊まって彼女らと共に瞑想し祈りを捧げる日々を送るらしい。なるほどスピリチュアルラブも悪くない。どうせならガンジス川のほとりで悟りを開いてやろうか。