2024.08.26@Kurseong🇮🇳


Kurseong(カーシオン)の町に到着後、30分ほどで今日のホスト、デブという細身の青年が迎えにくる。彼の家はダウンタウンから更に200mほど登ったところにあった。標高にして1700m。家に着くなり目の前に広がるはネパールとの国境をなす山々。山好きの僕を何より歓喜させたのは天気が良ければ、ヒマラヤ山脈に位置する世界第3位の高峰カンチェンジュンガが臨めるということだった。とりあえずカンチェンジュンガ見えるまではデブ家に滞在やなと勝手に決めてしまう。(今の時期はモンスーンであまり天気が良くない)


デブは母親と二人暮らし、階下に住むハピ夫婦の4人で家族のように暮らしているという。彼らは皆仕事を辞めここ数ヶ月はただただダラダラしているらしい。実に親近感が湧く人達だ。


その後、何をするでもなく皆でチャイとタバコを片手に初めて来た僕と同じ熱量で眼前の景色を眺める。この暮らしがプー太郎の完成形かもしれないとすら思う。

家賃は2LDKで日本円で8000円ほど、1ヶ月暮らすのに15000円もあれば足りるという。今の貯金があれば80年ほど暮らせそうだな…と頭の電卓がカタカタと音を立て、夢のプー太郎暮らしの仲間入りを妄想する。


日が暮れ始めると山々の家に明かりがともりはじめ、またこれも美しい。


就寝前、デブの持つスペシャルタバコで人生で初めてハイになった。何もかもが面白く感じ、中でもデブの「お前はバイク運転できるか?」の質問がツボにはまって笑いが止まらなかった。その時の僕を敢えて表現するなら「バイクww運転wwwできるか?だとwwww」みたいな感じだったと思う。

翌日「ちなみに俺はバイク運転できない」と念の為伝えておいた。