相談の仕事をしていると、
自信を持てなくなった人に出会う機会が多くあります。
ひたすら他人を責めて、
自分を正当化しようとする人もいます。
誰かに聞いて欲しくて、
一生懸命話される人がいます。
周囲と折り合いをつけようと、
一生懸命頑張って、頑張りすぎて
それでも「まだ自分が足りなから」と
自分に刃を向ける人もいます。
悲しい出来事は、
自分の生き方が間違っていたからと
悲しい涙を見せずに一人で耐えている人もいます。
元気なフリをしているけど
夜も眠れないぐらい悩んでいる人もいます。
真顔で「バカにしませんよね」と
私の心を覗こうと聞いてくる人もいます。
そして
多くの人が
「自分なんて生まれてこなければ良かった」
「何のために生きているのか」
「死にたいけど、死ねない」
「変わりたいけど、変われない
ダメな私なんです」
「何をやっても、うまくいかないんです」
という気持ちを言葉に出したりします。
私は、ゆっくり話を聞きます。
そして
心の中でいつも「あきらめないで」と思いながら
その人とお話をしていきます。
面談の初めから、目が澱んで、表情が暗かった人が
途中から、表情が明るく変わる瞬間を目にすることがあります。
その逆で、全然話の糸口が見いだせないこともあります。
そんな時は、雑談に終始して相手が話してくれる機会を待ちます。
明るい表情で帰っていただけたら、その日はOKだと思っています。
かつての私もそうでしたが
悩んでいる人の表情は硬いです。
どんなに厚い仮面をかぶっていても
どこかからポロポロこぼれているものです。
よく、人から
「今日疲れた顔してるね」
「何か良い事あった？今日はキラキラしてるね」
「しんどい？」
「顔色悪いよ」
「お肌ツヤツヤしてるね」
なんて、普段見えない自分の表情を
他の人から言われたことはありませんか？
あなたの顔（表情）は、あなたがおしゃべりする以上に
あなたの気持ち・心の中を表現しているものです。
ちょっとした身体の変化も顔に現れるように
まぶたや表情筋など、遺伝子としてインプットされているのです。
だから、
苦しくなったら自分がどんな顔をしているのか時々チェックしてね。
そして、眠れなくなってきたら、布団の中で笑顔を作る練習をするの。
楽しいことを思い出すの。
顔の表情から、心を変えることも出来るのよ。
辛くても、あきらめないで
あなたは何もできない人ではないし
この世界にいらない人でもないの
一人で悩まないでね
