実写版アリエルの歌が主張強すぎて共感できないっていう趣旨のことを言ってる男性がいたんたけど、それはまさにそうで、つまりもう彼女はおっさんの共感など必要としてないんだよ。
1989年は、かわいそう、助けてあげたい、守ってあげたいって思われる可愛げがアリエルには必要だった。
でももうそれは必要ない。元々あの歌は「はたから見たらすべてを持ってるように見える私、でも、もっとほしい!もっとほしい!もっともっとほしい!」という非常にGreedyな歌なわけで。
アリエルが作られた主旨は、元々、寝てたら王子様にチューされて超ハッピー♥という従来のプリンセス像を打ち破る、欲望丸出し行動系プリンセスなのだ。
男性にヒカれるくらいでちょうどよいのだ。
それでも1989年の欲望丸出し女子はまだまだ男性にも共感されるような可愛さや控えめさがあったんだろう。まあ、単にあざとかったのかもしらんけど。少なくとも男性はそれをあざとい、とは思わず、頼りにされてるみたいで可愛い、と誤解するわけだよね。
でも、そんなふうに、可愛げなんか捨てて自分に正直に生きられるようになったアリエルの姿を、素直に喜んでやろうよ。それが、21世紀の女性の生きる姿なわけで。いつまでも男に媚び続けることを求めるのはやめろ。
と思いました。
(ていうかまあ、そこまで露骨に変化したとも思わんけど)。