先日の記事でリスニングにおける聴解力とはなにか? 

聴解力を
聴力
1.オト がわかる

理解力

2.モジ がわかる
3.イミ がわかる
4.  イト がわかる

の4つに分けて考えてみました。



2.モジ がわかる  について

とにかく音の塊を正確に掴んだらイミのあるモジに変換しなければなりません。

 

オト →モジ 変換で大事なのは、単語やフレーズの音によるデータベースが頭のなかになければなりません。

 

知らない単語に出会ったら辞書でイミ調べますが、イミがわかっておしまいではダメです。音声つきの辞書をスマホで検索するか電子辞書で必ずオトも一緒に覚えてください。

 

更に単語の弱形も知らないと聞き取れません。皆さんが英語が聞き取れないのは速いからではなく、オトが短い、弱いなどの変化を起こしているからです。

 

ここで勘違いをすると、1.2−1.4倍速訓練などしてしまいますが、初心者は間違った訓練をしてもスコアはあがりません。

ICレコーダーなどで作り出す倍速と、ネイティブスピーカーオト変化は非なるもの。既にオト変化を起こしてわからないものを、更に速度を上げて訓練して、わかるはずもありません。

 

有効なのは音読の中でも、オーバーラッピングというトレーニングです。

これは、英語を耳で聞きスクリプトを目で読みながら、ナレーターの声に合わせ、自分の口から音読するもので、ナレーターの声にぴったり重なるように練習するのがコツです。息継ぎの場所までぴったりと合うようになるまで練習するといいです。

 

中上級者なら英語字幕付きの海外ドラマなどで、セリフのオトと字幕のモジを一致させて行くのも有効です。

 

少しTOEIC学習を離れて、オト変化についての教科書を最低1冊は練習しておくのも良いです。

 

私の場合、半年ほどオーバーラッピングを含めた音読を継続

フレンズのシーズン1から9のDVDを英語字幕、英語音声で見続けたフレンズマラソンを2回実施

 

このころから、ほぼリスニングで満点をのがすことはなくなり安定しました。その後は1ヶ月後のテストまでの間、あまりリスニングのトレーニングはしなくても、TOEICのリスニングスコアはほとんど下がりません。

 

モジ起こし必要な音声データベースが不足しているのであれば、強化しなければなりません。


モジ がわかっても英語がまるっと理解できるわけではありません。

モジ がわかる → イミ がわかる については、また今度書きます。
 

上級者であればあるほど倍速で英語を聴こうとしますが、あなたの英語音声データベースはまだそれほど多くないはず。

まずは、音声データベースを構築しましょう。