昨日のブログにもあげた通り、慶應の医学部一次試験に合格することが出来ました。あの理科(特に化学)の手応えの無さから見て、合格は厳しそうだと予感じていました。しかし合格していたということはそれだけ全体も出来ていなかった、ということになると思います。一体どの科目でアドバンテージが取れていたのか...数学も数学強者の人々にとっては易化だったらしいですが、私は普通にポコポコと空欄がありましたし。本当に受験って分からないものですね。

 今日蜻蛉返りで東京に戻っています。そして今日と明日、代ゼミで医学部面接担当の教務の方に面接と小論文の対策をお手伝いしていただこうと思います。本当に医学部面接のいろはも分かっていない状況ですし、スーツも急いで既製品を整えるなどの突貫工事です。ですがここまで来たら面接も通ってきちんと正規合格を頂きたいです。

 ただ父曰く(医学部についてアレコレと調べていて、私よりよっぽど物知りです)慶應の一次に通った方の大体半分は不合格で、もう半分のうちのまたまた1/2は補欠だそうです。つまり1/4しか正規合格者として選ばれない、ということです。その後正規合格者の中から国立医学部(東大・京大・医科歯科・千葉とか?)に進学する方々がごっそり辞退するので、その穴を補欠合格者で埋めるらしいです。一次試験の合格者のうち、自分がどの層にいるのか(真ん中より上の点数を取っていたor合格最低点ギリギリなのか)は全く分かりません。面接は10分×2だそうで、この四半刻にも満たない時間で私の何を調べてくれるのか全く分かりませんがやるだけやり切ってみようと思います。

 2/25,26の東大で私の受験生活は終わったと思っていたのですが、思わぬ延長戦となりました。ですが合格したからこそ、この煩雑さに明け暮れることが出来るのだと逆に感謝しつつ、残り三日間切り抜けたいと思います。

 そして昨日から高校の友達4人、高校三年次の10月から二次試験の約半年お世話になった、AXISの先生に連絡を入れました。二年間凍らせていた時間がようやく動き出しました。そして気付きました。受験勉強に拘泥していた私と違い、周りの人々は新たな生活を歩んでいること。交友関係は代ゼミの友人以外で広がることは無かった自分と違い、大学に進んだ友人は私の知らない友達と親しくしていること。

 今思えば自惚れにも程があるのですが、二次試験を終えた私に友達はすぐに連絡をよこすだろうと思っていました。心のうちには連絡して欲しい、つまり私のことを覚えていて欲しい、と願っていました。しかし彼らには彼らの楽しさがあり悩みを抱えていて、私は彼らの頭の一隅に入ってはいませんでした。

 これが、二浪の一つの代償なのでしょう。世界の広がりを意図的に止めていた自分への。そのことへの侘しさは正直あります。ですが、苦しいことも全て二浪という道を選んだ私自身の責任にする、と覚悟していました。それに私もこの二年間自分と東大の為だけに使ったのです、おあいこでしょう。やっぱり二浪したことに、東大を目指し続けたことに後悔はありません。全部、受け止めます。

 とりあえず、3/2の面接頑張ります!!