こんにちは。
3月16日土曜日
いよいよ、はるばるニューメキシコまできた目的の
『バターン記念レース』当日を迎えました。
夫と義理姉は昨年11月、このレースにエントリーしておりまして、
義理姉は今年8回目の挑戦、
夫は初挑戦です。
彼らの父親が第二次世界大戦中、
日本軍の捕虜となり、フィリピンのバターン半島まで、
『バターン死の行進』をした体験者です。
『バターン死の行進』についてはこちら↓の記事でお話しています。
この、Bataan Memorial Death March、全米ではよく知られており、
毎年5000人以上の参加者があり、今年も5000人を超えていたそうです。
今年、35回目のレース、
開催の場所は決まって、
ホワイトサンズ・ミサイル実験場です。
6am、セレモニーの後、ランの人が初めにスタートして、
ウォークの人は最後にスタート。
二人ともウォークなので最後のグループで、
7am頃にスタートしたそうです。
その時に夫が撮った写真がこちらですが、
前方には4000人近い人がいるようです。
全コースを完走すると、26.2マイル / 42.2キロですが、
8マイル/13キロの時点で、左右にコースが分かれ、
先へ進み完走するコースと、
半分に近い、
14.2マイル/23キロのコースのどちらか選択出来ます。
8マイル/ 13キロ時点で、
足の状態を見て先に進むかを決める人もいれば、
初めから折り返すと決めている人もいます。
この一年半、夫のこの日にかけた本気の練習ぶりは素晴らしく、
本人は完歩する気満々でしたが、
何しろ砂漠の中を歩くことがとても過酷なようで、
経験者の誰もが『初戦はハーフにしておけ』と説得させられて、
結局、夫は14.2マイル/ 23キロ歩きました。
やはり、砂漠の中は足を取られ、思った以上に大変だったようです。
家で練習しているときに42.2キロを歩いて戻ってきたよりも、
23キロのアップダウンの砂漠を歩く方がきつかった、
完歩するにはもっとトレーニングが必要だ!
歩けるだけじゃダメだ!
と。
ちなみに、今年8回出場の義理姉は、
過去5回完歩しています。
凄いことです。
どうやら、来年は二人で完歩を目指すと決めてるようです。