これって、タネなんだよなあーーー。
ご飯茶碗に、一体何粒のタネが入ってるんだろう。
調べてみたら、2,500~3,000だって!!
私はいつも大盛り、しかも今日のお昼はおかわりもしたので、軽く5,000粒は超えているだろう。
5,000粒のタネ。
すごい。
5,000粒の、いのち。
今まで生きてきて、お米だけでも一体何粒のタネを食べたのかな。
そんで、大豆もタネだよね。
お味噌汁、醤油、納豆。
胡麻。
おひたしになったつぼみなから取れるはずだったタネの数は?
イチゴ一粒には、タネがいくつついてる?
一粒のタネから、いくつの花が咲いて、いくつのタネが取れるのだろう。
日々食べている、タネの数は。
今まで食べた、タネの数は。
工藤直子さんの
「ひかる柿の実」
~木の実はみんな夢をみる。
花が咲き花が散り、そのあと実が熟していくのだけれど、木の実たちは、それで「おしまい」ではない、ということをしっている。
そのあと、「タネをだいて夢をみる」という役目があるのだ。
芽がはえる前のタネをだいて、うとうとするのは、まるで「あした」をだいているようで嬉しい。
木の実たちは(どんな夢を見ようか)と、小さいころから熱心に夢をさがしているのだ。
だって、タネをつつむ夢のぐあいで、どんな芽がそだつか、きまるから。~
お話しの会「がじゅまるの樹 」
のレパートリーにもある、大好きな作品。
読むたびに、光が胸に宿る。
タネは、夢に包まれている。
タネは、光に包まれている。
タネは、希望に満ち満ちている。
タネは、可能性に溢れている。
毎日毎日お米を食べ、味噌汁を飲み、
お醤油を使う日本人の体は、
そんなタネでできている。
私の体は、タネでできている。
私の体は、光でできている!
私の体には、いのちがつまっている!!!
いのちの、可能性で、光輝いている。
雨に煙る、杜の家の前の、杜。
無限のタネが、息づいている。
地球は、タネで満ち満ちている。
そして、地球も、
宇宙の、
一粒の、
タネかもしれない。
昨日の幻想的なお月さまも、
宇宙の一粒のタネかもしれない。
宇宙は、タネに溢れているのかもしれない。
宇宙は、タネをだいて夢をみているのかも、
しれない。