私の食事の原点にある本、4冊。
まずは、土井さんの著者「一汁一菜でよいという提案」、ほんとうに素晴らしい本です。

 

毎日何を食べたらいいか分からなくなっている人や、食事が楽しめなくなっている人は、

本当にこれだけ買って。

一家に一冊。


食事は飽食じゃなくていい。

彩りや30品目がなんちゃらじゃなくてもいい。

 

あれこれ用意するよりも、むしろ一品か二品減らして、そのぶん骨も皮も、根も茎もまるごと栄養を使い、その小さな食事をありがたくいただくことが一番、体の滋養になると私は思っています。


一品減らしたことでできる時間を、

子供と遊んだり、自分や夫婦の時間に使ったほうが絶対いいに決まってる。

経済的だし家事も楽になる。

 

インスタやSNSを見ていると、色とりどりのおかずを並べたオシャレな食卓であふれていて、

人の投稿を見るたびに「自分も頑張らなきゃ」「母親として、妻として」などプレッシャーを感じ、

余計に気持ちが沈んでしまう人は多いのではないでしょうか?

 

でも、それこそが「ステキなお母さん像」の植えつけで、ストレスや焦りを溜めるだけなの。

すでにそんなドツボに陥ってしまっている人は、しばらくスマホ断ちで情報デトックスを!


スマホを見るのではなく、

子供の目を見て。

(この動画がとてもよく表しています。↓)


次に、ロビン・ウォール・キマラーの自然に対する著書。↓

 

年末、のんびり何か読むとしたらこの一冊がおすすめ。

子を育てること・自然との共生・食べ物への敬意。

いろんな視点から心が癒されます。

 

堀ママの本は、優しい。
やわらかくて、納得して、だれでも心が軽くなる語り口。↓↓

「私がやらなきゃ」
「がんばれ私!」
は自分に対する虐待だよ。
自分を大切にしない人生は、身も心もいずれはボロボロになります。

しんどい時は、堀ママの本で日々の重荷を軽くしてみて。この本も必読よ!↓↓

 

4冊目は、私の尊敬する料理研究家の辰巳芳子さんも、とっても大切なことを私たちに話してくださっています。↓

今、何を食べるべきか。どう食べていくべきか。

気候や風土も変われば、政治も変わる。

娘がひとり立ちする時にも持たせたい本。

食の原点です。


 

これら著書で共通して書かれている点がひとつ。
それは、
「食べ物に善悪なんてない、美味しく、ありがたくいただくことがすべて。」

そう思える人が、心も体も健康に生きられるというわけ。
この本にも書いてあるけど、
「ぼ~っとする時間を作れる人は、病気にならない。」
(スマホや情報に依存しているとボーッとする時間すら作れないよ!)

いつも何かを心配していたり、何かに追われていたり、自分を許せない人はストレスが体に溜まる一方で、ガン体質と言われている。

特に日本人は我慢することは得意だけど、
自分を許したり、ゆるめたりするのが苦手。
 
心の不調は、体の何百倍もの不調になって体に負担をかけます。

不調をなくすには、
・深い呼吸(リラックス)
・ムリをしない、自分を大切にする
・疲れたら寝る
・固執や執着を手放す
・食べ物をよく噛んで食べる
・腹八分
 
よく噛んで食べることは人間の根本的な健康法。
でも現代人、なかなかこれができない。
ご飯は一口30回噛んで食べる。
お肉は一口60回噛んで胃腸の消化負担を軽くする。
「お肉食べると胃もたれする」という人は、よく噛んでいない証拠だよ😢)


唾液は強力な免疫・殺菌・分解酵素であり、体に侵入してくるウイルスや細菌をやっつけたり、カビ毒や農薬や添加物などの毒を分解・無毒化してくれます。
砂糖による口内の酸性化を防いでくれるのも唾液です。
だから、食事をゆっくりよく噛んで、唾液をたくさん出すことが、何を食べても健康でいられる体を作ってくれるのです。

現代人、思っているより噛んでいない。
親がよく噛まないと、子供も良く噛まなくなります。


また、人体の構造上、自分の胃が許容できる範囲なら、何を食べてもその日のうちに代謝・処理できるの。
添加物やジャンクフードを食べたとしても、食べすぎなければ自分の肝臓は処理能力を越えないわけ。

逆に言うと、どんなにオーガニックな食事でも、
食べ過ぎれば毒となってしまうわけよ。

あとね、「朝食抜き、1日2食」が健康に良いという人もいますが、女性は朝ごはんをちゃんと食べなきゃ「電池切れ」を起こすよ。
だって完全にエネルギー不足。
そもそも女性で1日1食を提唱している人なんていなくない?

90歳で元気に笑うお婆ちゃんたちが、
「朝は浄化の時間だから朝食は抜いてます」
「私もう30年、夜は炭水化物抜いてます」
なんて言ってるのを私は聞いたことがない。

ご飯食べずに、朝はプロテインだけ、
果物だけ、甘酒だけとかって、
どう考えてもホルモンバランス乱れると思わない?
血糖値も乱れまくりえーん
炭水化物抜きは老化も更年期も早めるし、生理も止まってしまうよ。↓
PMSや生理不順や副腎疲労の人は特に。
体内時計のスイッチをしっかり入れて、腸を動かすことが大事よね。
「甘いものがやめられない、つい間食をしてしまう」という人は、
無意識のうちにご飯の量を少なく盛っていない?
炭水化物(エネルギー)が足りなければ、そのぶん何か食べたくなるのは当たり前。
まずは「ご飯」しっかり食べよう。
そうすれば、乱れた食欲が落ち着くよ。
一時期流行した糖質制限なんてもってのほか。
糖質制限が良いって言われたのは、もともとがドロドロ血液のイエローカードが出てる人をターゲットにした話。
夜の21時以降にビールで晩酌、締めのラーメンを食べ、朝から気持ちよく朝食が食べられるわけないって。
 
そもそも「夕飯」というのは「夕方に食べる食事」なの
普通に18〜19時にしっかり夕飯を食べていれば、朝起きた時には気持ちよくお腹がグゥ~ッと鳴るはず。

それって毎日プチ断食をしているのと同じことになるから、体は毎日リセットされるよ。
朝はプロテインじゃなく、ちゃんとご飯を食べたくなるはずよ。


朝食を食べる気がしない人、
朝食自体を食べる週間がない人は、
すでに胃腸が弱っているという証拠だよ。
そもそも断食が苦じゃないと思う時点で、胃腸が弱くなっているということだからね。
 
朝、お腹がグゥ~ッと鳴る感覚を呼び戻そウインク
毎食よく噛むことが大事だよ。
 
短期間でも糖質制限していた人は、ご飯を食べることに「罪悪感」を感じてしまう人が多い。
それは摂食障害の一種と言われている。
 
「何を食べたらいいですか?」と聞いてくる人っているけど、自分の食べたいものが分からなくなっていることがいかにヤバいことなのかに気づいてほしい。

まずは自分がしている不自然な食事、見直してみて。
ご飯、おかず、味噌汁の普通の食事でいいんだよ🥹
ネットやSNSの情報で迷走する前に。

1日3食のリズムが整えば、血糖値もホルモンバランスも安定するの。
そして心も安定するの。

また、これらの本で私が実感したことは、
自分の人生を楽しむこと。
それってとても気持ちがいい、心にも体にも必要なことなんだってこと。


バイアスで自らを固めた

「生きにくい世界」より、

自分の楽しいことで頭を柔らかくした

「生きやすい世界」の方が自分を幸せにする。


糖質制限、炭水化物抜き、白砂糖断ち、乳製品断ち、マクロビ、グルテンフリー、今、食べものにとらわれすぎて、体と心を壊してしまう女性が多いようです。

 
マクロビオテックで子育てした子供たちが、独り立ちすると反動でジャンクフードやお菓子を食べまくったり。
拒食症、過食症になってしまったり。

知らず知らずのうちに食べ物に優劣をつけていると、子供もそういう見方で見てしまう。
…やっぱりバランスって大事だなぁと思います。

どんな形であっても食べ物に優劣をつけたり、差別はしたくたい。
そこからはマイナスの感情しか生まれない。
子どもにとって、じいじやばあばとの楽しい時間を取り上げるなんてこともしたくない。
(ネガティブなオーラからは幸せなんて生まれない。)
 
私は友達と笑いあいながら食べる放課後の駄菓子が、なにより楽しくてかけがえのない時間だった。
そのひと時でどんなに幸せホルモン(=免疫力)が上がることか。

 

どんなに体に良い食材でも、我慢していたり、心が受けつけなければ栄養として吸収されないということは医学的にも分かっています。

何かしら自分に「食事制限」を設けている時より、
好きなもの食べている時のほうが、むしろ体がぽかぽかしません?

みなさん好きな人と、好きなものを食べませんか?
楽しい時、幸せな時、免疫細胞は何倍にも活性化します。
食べたものをつつがなく消化・代謝します。


私の知り合いで、20年間、牛乳も乳製品も摂らず玄米菜食をやっていたけど、乳ガンになってしまった方がいます。

また、子供の頃から無添加で育てられ、白砂糖フリーの食事で毎日健康管理に気をつけていたけど、仕事や育児のストレスで子宮筋腫が何個も出来てしまい、手術をした友人がいます。

 

自分の神経をすり減らし、心を壊してしまうなら、
それは健康食ではなく、毒です。

大切なのは、極端なバイアスにかけられないこと。

固執や我慢、偏った考え、〇〇信仰、〇〇制限。
自分を生きづらくさせているのは、自分自身なんだよ。

 

私の祖母は今年101歳になるんですが、お酒も甘いものもカップ麺でも何でも食べるし、

自分の好きな趣味を毎日楽しんでいます。

そしてとにかくゆっくりよく噛んでいます。


有名な話ですが、日本最長寿のおばあちゃんも「毎日のコーラや炭酸ジュースが毎日の楽しみで欠かせない」と言っていますよね。↓↓

 

反対に、孤独やストレスは大量の活性酸素を発生させます。
 
自分が気持ち良いと思うこと、大切にしてください。
『気持ちいい』を知れば、『気持ちよくない』が分かります。
自分を損なうものが何なのかが分かるようになります。
生活でも仕事でも人間関係でも、不快なものから離れることができます。

逆に苦痛や我慢に体が慣れてしまうと、苦痛だとも思わなくなってしまう。
それって一番ヤバい状態。
自己犠牲はまさに自分に対する虐待です。

からだも同じ。
『気持ちいい』とは、体がゴミ箱になるのをやめて、自分をとり戻して喜んでいる状態
 
その声に耳を傾ける人だけが、ムリすることなく健康になれる。

人生は短いの。

自分の好きなものを好きなように楽しんで。


私は死ぬ時に「自分はどんなに健康だったか」を思い出しながら死ぬのではなく、

「自分の人生はどんなに楽しかったか」を思い出しながら死にたいな。


こんなふうに美味しくジェラートを食べるおばあちゃんになるのが私の理想。↓↓


今年最後の投稿は、長くなりましたが(笑)
最後にキアヌ・リーブスが言っていた言葉をシェア。↓
私の友人の母親は、ずっと健康的なものを食べてきました。
アルコールや体に悪い食べ物は決して口にせず、毎日運動をし、健康的で、サプリメントを摂り、最大限で健康に気をつけていたのです。
彼女は今、皮膚ガンと骨髄のガンになっています。

その一方、私の友人の父親は大量のベーコン、バター、脂肪を食べ、運動など一切したことがなく、夏は真っ赤になるまで日焼けをし、他人にまどわされず、人生を最大限に生きるような生き方をしたわけです。
彼は81歳で、医師が言うには「若者レベルの健康状態」だと言います。

毒からは完全に逃れることは出来ません。
人はみなこの世を去る時が来る。
どうか自分自身を真剣に考えすぎるのは止めてください。
 
おいしい物を食べましょう。
太陽の下を歩きましょう。
海に飛び込みましょう。
馬鹿げたことをやりましょう。
優しく生きましょう。
人生をむだに使う時間なんてないのですから。」
私の友人の母親は、ずっと健康的なものを食べてきました。
アルコールや体に悪い食べ物は決して口にせず、毎日運動をし、健康的で、サプリメントを摂り、最大限で健康に気をつけていたのです。
彼女は今、皮膚ガンと骨髄のガンになっています。

その一方、私の友人の父親は大量のベーコン、バター、脂肪を食べ、運動など一切したことがなく、夏は真っ赤になるまで日焼けをし、他人にまどわされず、人生を最大限に生きるような生き方をしたわけです。
彼は81歳で、医師が言うには「若者レベルの健康状態」だと言います。

毒からは完全に逃れることは出来ません。
人はみなこの世を去る時が来る。
どうか自分自身を真剣に考えすぎるのは止めてください。
 
おいしい物を食べましょう。
太陽の下を歩きましょう。
海に飛び込みましょう。
馬鹿げたことをやりましょう。
優しく生きましょう。
人生をむだに使う時間なんてないのですから。」

毎日の食生活に行き詰まってきたら、いつでもこのブログに戻ってきて読み返してほしいです。
ではでは、来年もよいお年を。