今年も一年ありがとうございました!
Facebook・Twitterを見てくださった方々、
インスタストーリーを楽しみにしてくださった方々、
ブログを見てくださった方々、
イベントに参加してくださった方々、
ウェブサイト・クックパッドからお料理を作ってくださった方々、
みなさんのおかげで今年も素晴らしい出会いの多い一年になりました。
来年ももりくみこと、もりくみこウェブサイト編集部をよろしくお願いします!
わが家は正月まで沖縄生活です。
写真は沖縄で食べた外ごはん。
まずは、那覇市「すーまぬめぇ」のおいしいナンコツソーキそば。
わが家が毎年恒例で訪れる、無添加で絶品の美味しい澄んだボーンブロスが食べられる沖縄そばのお店です。
栄養たっぷりの澄んだおだしに、
島の薬であるフーチバー(よもぎ)をたっぷり入れて。
すーまぬめぇのレジで売っている手作りのちんすこうがこれまた美味しい!!
材料、小麦粉・ラード・砂糖のみ!という究極に無添加なちんすこう♡
たぶん、スープでとった後のラードで作っているんだと思う。
すっごくサスティナブルで絶品なちんすこうです。
(ラードはバターと同じく酸化に強い飽和脂肪酸なので、お菓子作りや揚げ物に最適なのです!)
今回は、南城市にある沖縄そば屋さん「峰」にも行きました。↓
北海道と佐賀県産の小麦で作った自家製麺と、
北海道産の昆布と鹿児島産の鰹節、そして島の豚からとった、限りなく澄んだ旨味たっぷりの無添加の出汁。
主人は特大ソーキを注文。
私と子供たちはナンコツソーキとラフテーのそばにアーサをトッピング。
すべてがクリアで美味しかったです!
あと、アグー豚で有名な「焼肉之我那覇」にも行きましたよー!
ここは大好きなお店!↓
大自然で育った山原(やんばる)の島豚や、アグー豚、そして美味しくて良質な鹿児島産の和牛が、安くて新鮮で、最高に美味しい焼肉屋さんです!
↑
これは、はみ出る牛カルビ。
とーっても美味しかった。
一階が精肉店になっているので鮮度抜群!
ホルモンも食べたんだけど、東京でどんなお高い焼肉屋さんに行っても「ホルモンは60回以上噛まないと飲み込めない」ものだと思っていた。
でも、我那覇で、初めて噛みきれる(飲み込める)ホルモンに出会って感動した。
やっぱり肉は、鮮度が命なのだなーと思った瞬間でした。
魚介類やコーヒー豆などと同じだよね。
いくら良質な肉でも、捌いてから時間が経っていたり、酸化していたらダメだもんね〜。
(冷凍肉はどうしても酸化しちゃうしね😢)
あと、前回行けなかったからどうしても行きたかったタコス屋さんにも行けて感激!
宜野湾市にある老舗店「メキシコ」というお店です。
メニューは手作りタコスのみ!という潔さ!
自家製のタコスの皮がさっくりもちもちで美味しかったーー!!
あと、名護にある絶品バナナジュースのお店「sonna banana」。↓↓
砂糖不使用でバナナの濃厚なうまみだけ!
島バナナの超〜ピュアなバナナジュースは、もはやバナナジュースを超えたバナナジュース(笑)
説明しずらいけど、それくらい濃厚で絶品!!
あと、
大宜味村の「笑味の店」の心のこもったおばあのお料理。
金武町にある「がらまんじゃく」と同じく、島の食材と調理法が楽しめるランチです。
沖縄には「ぬちぐすい(命の薬)」という医食同源の考え方があって、
私達が食べるものはみんな薬になるんだよ。
だから食べ物を間違えてはいけないんだよ。
という意味が込められています。
島野菜、島の野草、果物、それぞれひとつひとつに
体を元気にする効能、
血液を浄化する効能、
内臓の働きを良くする効能など、
いろんな栄養素とフィトケミカルが含まれていることを、大昔の人々は体で分かっていたわけです。
大宜味村のHPにも載っていたのですが、長寿の秘訣は
村に伝統的な島の料理がまだのこっているからなのではないかと。
みなさん、スパムやタコライスやアグーハンバーグやポーク&ハッシュなどは、本来の沖縄料理ではないからね!
アメリカ軍が持ってきたメタボ食材をアレンジしたものですから。
(もともと沖縄全土が昔は長寿の県だったのに、今では沖縄はメタボ県のトップ3に入ってしまっています・・。)
沖縄には、独自の伝統的な発酵食品もたくさんあります。
そして海のミネラルが詰まった塩は、体を維持するのに大切なミネラルを含んだ薬です。
本州の製法とは全く違う島豆腐の製法には大豆の栄養が詰まっています。
そしてハレの日に食す豚肉や中身汁(内臓も骨もすべて)や、
ヤギ汁、風邪の時の特効薬である「かちゅーゆ(かつおだし)」など、動物性のタンパク源やお出汁も薬です。
メニュー表にもおばあちゃんからの大切なメッセージが書いてありました。
昔々、野菜は買うものではなかったんだよ。
そうなんです!島野菜はもともと野草に近いものだったので(というか今でも。)生命力がたっぷり!
農薬なんか使わなくても元気に育つものだった!
温暖な気候だから果物もそこらへんに成る!
だから、農作物を育てるというよりは「野草と野生の果物」を自然から分けてもらう文化だったんですねー。
戦前の沖縄を知る人が少なくなってくる中で、
島にしかない「ぬちぐすい」の食文化、
守って、伝えて、受け継いでいく人が増えるといいなぁと思いながら噛み締める、沖縄のごはんでした。
みなさま、良いお年をお迎えください!