撮影で使ったスコーンの残りと、
生クリームからとれたクロテッドクリームの残りと、
先週作ったザワークラウトの残りと、
残りわずかになった山梨の巨峰。
すもも酵母で作ったかぼちゃスコーンです。
野菜室で3日寝かしてから焼いたので、ふんわりしっとりみっちり食感、粉のうまみ凝縮。
中煎りのコーヒー豆を挽いて。
スコーンはココナッツフラワーとアーモンドプードルを加えて糖質40%オフに。
ココナッツフラワーはそれ以上加えるとおいしいスコーンではなくなって、
「糖質制限っぽいスコーン」になってしまうので、
結果的に美味しくいただけなくなってしまい、
家族にも不評になるので。
いろいろ糖質オフの配合は作ってきたけど、
やっぱり「美味しくなさ」を引きづりながら食べていても心から美味しくなれないというか、
子供や主人の食いつきや「美味しい!」と味わっている顔つきが一番それを体現していると思うので(笑)
美味しいが楽しいってホントだよね。
配合メモ。
・キママクラブの地粉 100g
・ふたごや農園のスペルト全粒粉 50g
・アーモンドプードル 20g
・ココナッツフラワー 30g
・塩 2g
・ココナッツシュガー 大さじ2
・バター 50g
・かぼちゃの塩煮 50g
・自家製酵母液 100cc
・マカダミアナッツ ひとつかみ
作り方は酵母スコーンの作り方と同じ。
「ふたごや農園」さんのていねいにていねいに育てられたスペルト小麦、↓
なんと、
ふたごやさんの娘さんたちは重度の小麦アレルギーだったそうですが、
スペルト小麦を食べてからアレルギーを発症しなくなり、それがスペルト小麦栽培を始めたきっかけになったそうです。
キママクラブさんで売っている自然栽培の地粉も小麦アレの子でも食べられると評判です。
(ただ、どちらの小麦も人によってアレルギー症状は違いますから、この情報だけを鵜呑みにはせず、自己判断で買ってください!)
~~以下、ふたごや農園サイトより抜粋~~
「スペルト小麦は小麦の原種にあたる古代小麦です。
ドイツではディンケル、イタリアではファッロと呼ばれ、
数千年以上昔から栽培され、古くは旧約聖書にも記述がある古代穀物です。
【特徴】
★人工的な品種改良がほとんど行われていない。
遺伝子操作はもとより、人工的な品種改良が殆ど行われていないため、
古くからの性質や特徴をそのまま残しています。
★小麦アレルギーを発症し難い。
スペルト小麦は小麦アレルギーを発症し難いとされています。
ヨーロッパでは、小麦アレルギーを持っている人がスペルト小麦を食しても85~90%は発症していないというデータがあるそうです。
かくゆう私のふたごの娘も、救急車で運ばれるほどのひどい小麦アレルギーだったのですが、
スペルト小麦は問題なく食べることができました。
そのことが、この小麦を栽培し始めたきっかけでもあります。
※但しグルテンフリーではありませんので、アレルギーをお持ちの方は必ず医師のアドバイスを受けることが必要です。
★消化がよく高い栄養価。
スペルト小麦は同類種の普通小麦よりも、多くのタンパク質、アミノ酸、ビタミンB、ミネラル、大量のB17(抗癌物質)や、多くのポリ不飽和脂肪を含んでおり、
水溶性が高く、消化がとてもよいのが特徴です。
このような理由から欧州では病気の治療にも評価され、病院食などでも使用されています。
★独特のナッツ風味の良い香りと、麦の深い味わい。
パンや焼き菓子はもちろん、ピザ、うどん、パスタといった中力子粉の食材として幅広くご利用になれます。」
ふたごや自然農園
海外のオーガニックスペルト小麦は、手軽にネットで買うことができますが、私たちはそれをどんな農家さんが作っていて、どんな有機肥料を使って、何種類の産地のものをブレンドしているかまでは分からずに買っている。
知らない遠い国の作物を買うよりは、
やっぱり、自分たちが住む土地のものを買っていきたい。
日本の風土に適応した微生物を含む土から育てられた食べ物が一番だし、
結局それが一番の体への答えのような気がする。
それに、にっぽんのオーガニック自給率を上げるにはやっぱり、にっぽんの農家さんが頑張って作っている作物を私たちが買っていかないとですもんね。
さてさて、
新学期も始まり、また慌ただしい毎日がやってきた!
まだまだ暑い日が続くみたいだけど、
せめて旬の滋養いっぱいのごはん作りで体を整えていこう。
体を冷やしてくれる水分の多い夏野菜が終わり、実りの作物の滋養がギュッと詰まった秋の収穫物で体力を蓄える季節がやってきます。
木の実に、栗に、新米に、新麦に、さつまいもに里芋にむかごに、秋刀魚にイワシに秋サバ、
そしてそして柿やクルミやぎんなんも!
まさに、旬のものは薬ですね。
自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。