そろそろお正月気分も終盤でしょうか?
日本では松の内(幕ノ内)までがお正月ですね。門松をつけている期間で、現代では1月7日くらいまでです。
それでは西洋のクリスマスっていつまででしょう?
日本みたいに12月24日のクリスマスイブと25日のクリスマスデーだけじゃなさそうですね。
1月6日 公現祭
Epiphany (英)
Epiphanie (仏)
Epiphania (西)
何の日でしょう?
この日は12月25日に生まれた『神の子』イエス・キリストの誕生をお祝いするために東方三博士が贈り物を持って訪れた記念の日です。
ヨーロッパや中南米のカトリック国では、この日にプレゼントを贈り、盛大にお祝いします。
スペインでは三博士(los Reyes Magos)が、キャンディーやチョコレートをくばりながら街の中を通るパレードなどが催され、とても盛り上がります。
また、スペインでは伝統的にサンタクロースではなく、三博士がクリスマスプレゼントを持ってくることになっています。
フランスでは、ガレットデロワ(Gallete des Rois/王様のケーキ)を食べてお祝いします。Roisは、王様のことですが、この場合は三博士を意味します。スペイン語のReyesと同じですね。
円形のガレットの中にフェーブと呼ばれる小さな陶器の人形が一つ入っています。みんなで切り分けて食べ、自分のガレットにフェーブが入っていたら、その人が今年の王様、王妃様です。紙製の金の王冠を被ってこの一年は幸福です。
北フランスのガレットデロワは、円形でパイ生地にアーモンドクリームが入った焼き菓子です。南フランスのガレットデロワは、リング状で砂糖漬けの果物が入った焼き菓子です。これはスペインのガレットと共通しています。
というわけで、西洋ではこの1月6日の公現祭までがクリスマスで、この日からクリスマスツリーも片づけられます。