HSPの情報量の大きさによって、プレゼンが食い違ってしまう例。 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSP/HSC プロデューサー 皆川公美子です。

 

今日は強みについて書きます。

毎日ライティング講座で、すごい量のやりとりが行き来するなか
HSPの情報量の大きさをあらためて思います。


たとえば最近こんなことがありました。


あるHSPの方が、面識のなかった相手の方に、自分の事業の説明をするという場面。

 

 

その方は、

事業の説明から始めるのではなくて

 

自分のおいたち、

自分の追い求めてきたもの、

学生時代にであった海外の教育体系、

それに感動したこと、

等、

マエセツがものすご〜〜〜〜ながくて

 

その事業を

立体的に伝えたい!という意欲がびりびりと伝わってきました。

 

でも相手の方からしたら、待てど暮らせど

本題がでてこない!

 

で、いったい何がどうしたわけ!?

簡潔にまとめてくださいよ!

 

という多少いらいらした空気が

これまた伝わってきていました。

 

わたしは祈るような気持ちで

 

「巻き!巻きで!!」とかすかなゼスチャーをしてみたのですが

プレゼンをしている方は

自分の頭のなかの思考を組み立てるのに必死で

その情報量が相手にとって多すぎることに

気づけません。

 

もっというと相手の指がいらいらと

かすかにトントンしはじめたのに気づいていません。

 

ピンチ!!

 

案の定、そのプレゼンは失敗に終わりました。

 

聞いていた方は

「もう少し具体性をもって、ひとつの雛形を創ってから

まわりを巻き込んでみるといいかもね」的な感想でした。

 

 

あきらかに物事の捉え方が

違う感じが出ていました。

 

立体的に

あちこちの方向から

ものごとを説明したい人(HSP)と
 

 

 

 

 

 

直線的にわかりやすく説明して欲しい人。

 

 

 

 

世の中でHSPに向けられる

「かんがえすぎ!」という言葉は

 

こういう物事の捉え方

立体的なのか直線的なのか
そういうことによっておこっている行き違いである可能性が

強いと思いませんか?


上記のことは科学的にエビデンスのある方法で

定量化するのはむずかしいことですが

 

思考の違い、ということを

なるべくわかりやすく

現実的なはなしで書いてみました。

 

 

じゃあ、どうすれば?

ということですが解決法はふたつ。

①HSPの相手にプレゼンするようにする

→HSPのお客様が多くなってくるように仕事の方向を調節


同じ思考の方法で受け取ってもらえたら楽ですね。


②相手の思考にあわせて、情報をスリム化し

シンプルに直線的にうけとってもらえるように
こちらの情報を整理する。


情報を厳選して、自分からみたら、少なすぎるかな

くらいの量に調整する。

 

 

 

どうぞ試してみてくださいね!