HSPのベストな働き方の形態は?〜会社員・フリーランス・起業などなど | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSP/HSCプロデューサー 皆川公美子です。

 

セッションやセミナーなどでよく話題になるのは「私はどういう働き方をしたら良いのだろう」というものです。

HSPさんにとってどういう働き方が良いのか,

いや、楽で生きやすいのか、今回はその形態について考察してみようと思います。

 

今日は世間一般的な切り口、働き方の形態についてです。



そもそもHSPは、

人の気持ちがわかりすぎてしまったり
感覚過敏があって音が気になりすぎたり

人のエネルギーに敏感なだけに、集団の中で働くと言うこと自体にストレスがあったり、
本質的なことにこだわりすぎてチームで仕事をするときに、いろんなことを指摘してしまい、

うるさいとか気にしすぎとか言われていたり

効率的な仕事の仕方やマルチタスクが苦手なので生産的でないと言われたり
何のためにやってる仕事なの?というのがわからないとそれ自体が体を蝕んでいく原因になったり

 

どこで働けばいいいの!?という切実なお悩みは

とてもよく伺うお話です。


ともすると、会社員や団体・チームのなかで働くと言うこと自体が合っていないのではないかと

悩む方も多いです。



確かに1人で集中できる仕事であったり
自分のペースを守る仕事であったり

生産性だけを価値基準として要求してこない経営者のところがあれば
それに越した事はありませんね。

さらに自分の資質や強みに合うところだと

幸せな職場といえるでしょう。

 

 

もともとHSPの人たちは深いことを考えることが得意ですし
アーティストとして表現域で活躍することも向いていますし

全員がその才能を使って、起業すればいいのに!と思うこともあります。( ´ ▽ ` )
 


ですが現実的にフリーランスや企業というのは

自分で
経理から事務、企画、集客、広報すべての仕事をハンドルしなければいけません。

それが向かない人もいます。(もちろんできないことは外注して助けてもらいます)

そんなことをふまえつつ、傾向として言えることというのを書こうかなと思います。

 

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1 .あなたがHSPであり HSSである場合

HSSは(High  sensation seeking)→

チェエクリスト

*薬をやってみたい?などは日本人には合わない質問です。

興味がある、くらいの感じで受け取ってください。

*探検家になってみたい、という日本人も少ないでしょう。探検家に惹かれる、くらいの感じで読んでください。

 

 

新奇性のあること、刺激を求めるタイプの総称です。

 

・レストランなので新メニューが出るとつい頼んでしまう
・お誘いがあると新しいサークルや知らない人のいるところでも軽やかに入っていくことができる
・新しい国新しい場所などに旅行に行くのが楽しみだ
・クラス替えや新学期があった後にその場所を確かめておかなくてもさっと入っていくことができる
・急な予定変更にも対応できる

などなど

 

このタイプは、

HSPという神経系のブレーキシステム

冒険に飛び込んでいく刺激を求めるタイプのアクセルシステム

1人の中に同居しているタイプです。。
全人口のなかでは6%にあたります。


次から次へ興味が移っていく人もいますし、

いろいろなことを(同時にではなく)たくさんやってきた人もいますし

新しいメンバー人のなかへ入っていくのも

興味があればできることではあります。

(でもそのあとでHSPは疲れるので、どんなに楽しくても2次会は行かないという人が多いです。(笑))

このように
新しいことが好きだという人は自分で仕事をハンドルしていく方向に行くのは

向いています。

 

フリーランスや個人起業など
自分のペースで仕事ができて
自分の思う方向に仕事を移していけるので
外的な要素に神経を乱されることなく仕事がやりやすいです。
そのかわり市場の変化やお客様の要望にダイレクトに答えていく仕事の側面もあり、
そのことに対しての負荷はあります。

 

 

(わたしは個人で仕事をしていてよかったと心から思うタイプです。

誰に決められるでもなく、

自分の得意なことを得意な方法で進めることができます。)

 

 

2、HSPであり HSSでない場合

HSPさんの中でも内向的なタイプがこのタイプに当たります。


人口全体のなかでは14%にあたります。


急な予定変更などに対して対応不可だったり、

感覚の敏感性がとても強い人も多く

新しい場、学校や会社にはあらかじめ見にいったほうが安心できていいという方も多いです。

 

 

この本の著者、イルセ・サン女史はこのタイプのようです。

 

人の気持ちやエネルギーにもとても敏感で

感覚の敏感性も高く

繊細でものごとをとても深く感じ取ることができます。

同じ環境で静かに暮らせること、

安心できる落ち着いた環境であることが

とても重要だと思われます。

 

 

そういう意味では会社員・雇用される側を選ぶというのは

とてもいいかもしれません。

 

フリーランスや起業よりは安定したポジションと言えます。

正社員というのはサービス残業を求められることが多いし、

責任も概して重いので

派遣を選ぶという考え方もあります。

 

派遣は、正社員のような保証がありませんが

合わなかったときに電話一本でやめて次を探せる気軽さがある、

サービス残業がない、

ボーナスがないかわりに責任もそこまで重くない、

ということでこの形態を選ばれる方もいます。

 

雇用側にとっても、正社員の雇用よりライトな感覚で相性を試せるということがあります。

正社員にしてしまうと、日本の法律ではクビにできません。

ですからどうしても能力よりは

リスクがなくて使いやすそうな人材を求めることになるのも理解できます。

 

 

先日、経団連が終身雇用という形態を、もう日本経済は維持できないと

発表しましたね。

 

企業側も優秀な人材を確保するのに躍起になっています。

これから人口が減っていくなかで

優秀な人材は喉から手がでるほどほしい。

経営者向けのメルマガなども購読していますが

どうやって人材を確保するか

教育するか、そのことについての話題でもちきりです。

 

 

中小企業やベンチャーなどは

特に優秀な働きをしてくれる人がいたら

採用したいと思っているので、

派遣から仕事を認められて重用される

仕事の幅を広げていける、ということも

これからは今まで以上にでてくるでしょう。

 

 

HSPは、ただ長時間働けるというのでなく、

内容で勝負の人種です。

その考えの深さ、

情報として感知する範囲の広さは

他の人が誰も及ばないほどの能力があります。

 

 

推薦という意味ではありませんが、こういう感じの派遣もあります。

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今日は、働く形態についての記事をお届けしてみました。

 

◆HSPの仕事術コラムまとめ