HSPの強み・才能を人生に生かしていく②〜第一歩は「違和感やモヤモヤとバイバイすること」 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSP/HSC プロデューサー 皆川公美子です。

 

前回、HSPの人が自分の生きたい人生を生きる、ということは

どういうことか、それが何を意味するのかということについて書きました。

では

「内なる自分」に出会い、「解放」の状態になっていくには、

どうしたらいいのか、そこの所の考察を深めていきたいと思います。

 

前回の記事にコメントをくださったHSPの方がいらっしゃいました。

 

「心から楽しい💞

では
解放されなかった。

魂から楽しい💞

に出会って、
その感覚を知って、
その歓びを感じる生活をしていくと緩和される気がします」

 

 

とても大切な言葉をいただきました。

魂から楽しい?

と思われたでしょうか。

その意味するところは、どんなことなんでしょうか。


楽しい、の基準は人によって違うと思いますが、

「美味しいものを食べた」

「贅沢な旅行をした」などは

誰もが「心から楽しい」と思うことがらでしょう。

でもHSPは物事を深くふか〜〜〜〜く味わう人なので
ああ!楽しかった!ということが続いても
それだけだと「なんかモヤモヤ」する人もいるかもしれません。

全くモヤモヤしない人はすでにとてもいい人生を送っていらっしゃるので

ここでどうぞ終わりにしてください。

 

 

もっと人生に何かあるのじゃ?

何か出会わないといけないことがあるのじゃ?

100%何の疑いもなく、このままの人生でいい、

明日死んでも超満足!

そう感じていない人は

まだ何か重要なこと=魂の楽しいと出会う可能性がある人かもしれません。

 


私は人生において最も大切なものの一つを

 

「違和感」「モヤモヤ」

 

だと捉えています。

(このことはスピーカーイベントに登壇した時も話しました。

→「全てを捨てた時に見えた世界」 お話で聞くのがお好きな方はどうぞ)

 

前回の記事にも書きましたが

HSPさんは「内なる声」に出会うということが何よりも大事です。

それはイコール魂の声。

 

その第一歩は

 

「違和感のあるものから離れること」

「これ、本当はやりたくないんじゃない?」

「これ、本当は自分には合わないんじゃない?」

「本当はあの人に無理やり合わせているんじゃない?」

「本当はすごく傷ついているのに、言わずに我慢しているんじゃない?」

「何でだかどうしてもわからないけど、やっぱり嫌なのよ」

 

そういうことって誰でも一つや二つありますよね。

 

そういうことを一つずつ丁寧に手放していきましょう。

自分に「よく頑張ったね」って言いながら。

 

 

私も最近、ずっとずっと我慢していた人間関係を、手放そうと決めました。

その人はとっても素敵な人なんです。

とってもキラキラした才能を持った人なんです。

でもいつも会うたびにちょっとずつ貶めることを言われていました。

「いやいや、ほんのちょっとだから、

だいたいにおいては平気だから

そんなはずないから私の誤解かもしれないから」

そう自分に言い聞かせて

ちょっとずつちょっとずつ我慢していました。

でもちょっとずつの我慢はいつか深いトラウマになっていくんですよね。

 

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心の内側の声を聞くの第一歩。

それは自分の違和感というセンサーを使って

まずは 手放しから入るのです。

そうすると

次に自分にとっていいものが入ってくる場所が空きます。

そこに新しい「いいもの」が必ず入ってくる。

 

 

断捨離というのはそういうことを言っています。

こんまりさんのトキメクお片づけも、そうです。

 

よく言いますよね?

嫌われる勇気を持って誰かに嫌われても

それと同じ人数だけ自分を好いてくれる人との出会いがあるって。
 

 

でも大人だからいますぐに手放せない人間関係や

場所もあります。

仕事がらみのことは特にそうですよね。

嫌だからって、すぐに「この職場はやめます!」と言えたりしない現状だってある。

そういう時は

「自分はこのこと(この人)に違和感を感じているけど、

今は時期じゃないから手放していない」と

はっきり意識しましょう。

 

自分を誤魔化さないで

違和感のあるものをまだそばに置いていることを

そしてそれは自分の意志でやっているということを

しっかりと意識の上にあげるのです。

 

そうすると

手放す時期が来た時にわかります。

 

「あ、手放せる時がきた」と。



今日は、手放しについてお送りしました(^ ^)