いやはやなんとも。
台風の、まあなんと遅いこと。
台風一過でライブだなあなど目論んでいたら、それどころではなく、まだ到着してもいないことになりそうだ。
天のことは、わからない。
自然のことは、わからない。

思えば、あの東日本大震災の時、やっと帰ってきた私を迎えてくれたのは、まだまだ元気な両親だった。
その時に心配して来てくれていた叔母は、もうこの世の人ではない。
ついこの前のようだが、13年経っている。

天や自然は、思うがまま流れていくが、ニンゲンはその中で一喜一憂して流れていく。
本当に、ただただアタフタと流れていく。

大河ドラマ「光る君へ」を見ていても、どんなに時代は変わっても、ヒトは、まあおんなじようなものだと思う。
天の災いを畏れ、ニンゲン同士で争う。
そんな中で、筆一本で世界を作り上げる女性たちの才能と気骨には圧倒される。
源氏物語や枕草子を、いよいよ読んでみたいと思うようになった。

最近はどうにも目がうっとおしく焦点が合わない。
そんな時こそ、タブレットが活躍する。
文明の利器ここにあり。

疲れたとか、しんどいとか、そんなぐちぐちした心持ちを、あの時代を生きて書いた女性たちを思い恥じる。
あんな重たい装束と硬い床で墨をすりつつ物語を綴った先人たち。
ああ、私ももうちょい頑張る。

遥か彼方からの、先人のエールを受け取りたい。
どうやってもこうやっても、人はみんな生きて死ぬのよ、一瞬の命を精一杯生きなさいね。
そんなエールを受け取りたい。

まずは、源氏物語読むぞお。