朝起きて、どうにもカラダが動かない。
昨日あたりは、その動かなさにゲンナリした。
そうはいっても、せねばならぬことを、まるで薄い透明な膜を被ったような感じのまま、ひたすらこなす。

50歳になった時は、なんともなかった。
60歳の還暦には、どっと疲れの波が押し寄せた。
それまで経験したことのない疲れだった。
で、それから十年。
秋には古希。
その前兆かと思える、これまた経験したことのない疲れが襲ってきている気がする。

気がする、というのがまだ救いだ。
冷静に振り返れば、そうだ、寝る前のストレッチを、それこそ「疲れ」を理由にあまりにテキトーにしてしまっていた、ないがしろにしてしまっていた。

昨夜は、これまで通りの手順で、きちんとする。
背筋も腹筋も、スクワットも。
それでも10分には遠い。せいぜい5、6分。
これだけでも、持ち越す疲れは軽減される。

カラダは一つ。
各部品は、どれも摩耗していて新品と交換したいくらい。
同じ部品で、一生がんばる。
それもまた楽し、とせねば。

まだまだ、まだまだ。
そう、まだまだです。私。