昨日は失礼しました。
同じような手順を取っているはずが、どこか間違っていたのか。(その後の「お詫び」は、すんなり投稿できたので)
コンサートなどで、お客さまにお会いすると、ブログを楽しみにしていますとお声がけいただくことも多く。
できる限り毎日更新を目指しています。

で。昨日書いていたのは。
「おばあちゃん」という芸名の女性のこと。
77歳で、舞台に立つかたです。
このかた、今は夫君とつつましく年金生活を送っていますが、夢がありました。
それがお笑い芸人になりたい。

家庭の状況で進学もあきらめ、働き始め、38歳の時ガンにかかります。
転移もあって、長い間の闘病生活。
その時に、やりたいことはやらなければと思ったそうです。
小さい頃から心の支えが「お笑い」だったそうで、ラジオから流れる、それこそエンタツアチャコなどの芸人さんたちに憧れたとのこと。

71歳で吉本のオーディションを受け、舞台に立ち始めます。
彼女のネタは川柳。
高齢者の毎日の生活から滲み出る悲哀を、川柳にします。
でもネタ作り、そしてそれを覚えることは、並々ならぬ苦労です。
野心に燃える若手芸人に混じって「おばあちゃん」は、淡々と懸命に舞台に立ちます。
その姿が、ものすごく素敵です。
荷物との移動でうつらうつら眠ってしまう姿など、身につまされます。

「最後の挨拶が元気よくできたらいいんです」という通り、「おばあちゃんでした!」で締める挨拶の滑舌の良さ、元気の良さ。
なんて素敵なんだろう。

このかたの持って生まれた無垢な明るさに、こちらの身が清められるような。
お笑いの舞台が厳しくなっても、このかたなら、講演会だっていいなあと思いました。

とまあ、そんなことを書いたのでしたが、さて、今日はうまく投稿できるでしょうか。