この頃、歌が難しくてしかたない。
この歌、歌ってみたいと歌い始めるのだけど、うまくいかない。
ヘタッピーだ。
こんなに上手く行かないんだと呆然とする。

技術的にはなんとかなっても、心がついていかない。
その歌に思い入れを持って歌い始めたつもりが、その思い入れの炎が、どこかで消えてしまっている。

そんなことが、最近は多い。
一体どうなってるんだろう。

なかなかいいよ、など言われても、信じられない。
全然良くない。
自分が良いと思うことが、すべてのはじまりなのだ。
誰が何といおうと、これはこうして歌いたい、歌うという気持ちが全てだった。
それが、うまくいかない。

最初に思った情熱を思い出そうとするが、歌っているとガッカリしてしまう。
歌ううちに宝石が石に変わってしまったようなガッカリ。

ああ、なんてこった。
とにかくやり続けるしかないんだなあ。
いつか道が見えるまで、開けるまで、やり続けるしかない。

まだまだ先は長い。
いや、一生ゴールはないんだ。
そう思って、今を踏ん張ろ。