確定申告。
昨年から父親のものも、税理士さんにお任せしている。
ホームに入ってからの書き方が、わからないからというのと、もう何だかすっかり疲れてしまったからというのと。

資料を添えて、事務所に行くと、昨年はよくこれまでやってきたねと褒められ、がっくりとそれまでの疲れを感じたが、今年はその資料をを揃える段階で、もう疲れてしまっていた。
年々、ヘタリの時間が前倒しになっている。
なんだかんだいいながらも元気な二親を見ると、やはりこちらの方が先にクタバリそうな感じがする。


あの大谷さんが結婚をしたという。
思えばごくごく当たり前の話で、日本人記者との会見でも、すっかりアメリカ的合理性を身につけた大谷さんが、そんなこと聞くんですか的な不快感を隠せないのがおもしろい。

思えば、どこで会ったとか、プロポーズの言葉とか、はたまた子供はほしいのかとか、まったく余計なお世話なのだった。
本当なら会見さえ必要ないので、敢えてしてくれたくらいの感じなのだろう。

そういえば、今の天皇陛下の結婚の時もメディアはこの「子供は何人」の質問をしていた。
今なら完全にアウトだ。
こんな失礼な質問が当たり前だったことに、驚く。
時代は確かに変わったのだなあ。

親と子。
その子が親になって、また親と子になる。
この連鎖を断ち切ってしまった自分自身を思うと、ちょっと申し訳ない気もする。
でも、これで良かった気もする。
いや本当は、後悔が驚くほどないことに驚いている。