どんなにいろんなことがゴッチャにあっても。
決して右往左往せず、泰然とかまえ、一つ一つをきちんと慌てることなく、ただただこなしていく。
感情を波立たせることもなく、穏やかに。

そんなふうに仕事や人生をこなす人を見ると、感心しタメになる。
あたふた溺れそうに生きてきた自分を反省する。
そうだ、すべてのことは、ただただ「やっていく」しかない。
目の前のことを慌てず騒がず、こなしていくしかない。


最近は、どうやら私自身の妖怪度が上がってきて、だんだん愉快になってきてもいる。
しょうがないよ、いろんなことちゃんと覚えられないし、失敗多いし、でも全然失敗なんて思わなくなってるし。
という妖怪度の上がりかただ。

これはとても良い。
人に対しても自分に対しても、ユルくなっている。
(母親の妖怪度は確実に上がってきているし、生き合うのが楽になってるし)

こんなふうになるとは、少し前には思いもしなかった。
人生はまったく生きてみなければわからない。
たかが人生、されど人生。
そう思うだけで、心持ちは軽くなる。

アレもコレも、覚えたり考えたりしなくちゃならんことはあるけど、まあ、なんとかなるさ。
妖怪度が要介度にならんよう、ニコニコしながらやってくぞ、私。と思う昼に近い朝。