昨日はお祝いの特異日のようで。
まず湯川れい子さんの誕生日祝いもかねた、湯川さんが団長を務めておられる東京女声合唱団のコンサートへ。
88歳になられるとは、まったく驚きだ。

湯川さんとご縁ができたのは、震災後の2011年。
そこから、いろいろなお仕事をご一緒できた。いや、ご一緒させていただいた。
感謝の言葉をいくつ並べても足りない。

たいていのコンサートには来てくださったが、この二月のコンサートへのお誘いに「元気だったらうかがうわ」。
これまでにない寂しさが募る。
ずっとずっと湯川れい子は湯川れい子。
その凜とした生き方と、揺るぎない矜持が、どれだけ後輩の私たちを励まし、勇気づけてくれたことか。
「大丈夫です、湯川さんは大丈夫です」と、こんな言葉がはたして励ましになるのだろうか。

そこから、今度は高平哲郎さんの喜寿お祝いパーティーへ。
喜寿は七が三つの漢字(変換できないぞ)もあって、その通り77歳。
20人も集まれば、などとご本人が言われたが、実際は相当な人数。
着席スタイルで、見渡すと、役者さんやらミュージシャンやら芸人さんやら文化人やらと華やか。
70年代から活躍された高平さんの歴史を、目の当たりにする。

同じテーブルに、島田歌穂さん島健さんご夫婦も。会いたいと思いながら長いことご無沙汰していたお二人。うれしい。
ハコさんやリンダさんや、藤田朋子さん桑山さんご夫婦も。
そうか、みいんな今日はご一緒だったんだと、これまたうれしい。

そんなこんなで、寒い寒い一日が終わった。
寒い寒いと縮こまっていたカラダが、帰り道には汗ばんでいた。
人は人にエネルギーをもらう。
どんな時も、ココロを開いてエネルギーを交換する。
それでなきゃ、ニンゲンやってる意味も醍醐味もないだろう。

湯川さんも高平さんも、こうして大きなエネルギーを多くの人との間で育み交換してこられたのだろう。
強い時だけじゃなく、弱った時も、人は人に助けられる。
水が高い所から低い所へ流れるように、エネルギーは移動する。
ココロをぱっくり開けて、エネルギーを満たす。
先輩がたには、まだまだ教えていただくことばかりだ。