手紙の値段が上がるという。
30年ぶりとかいうので、え、しょっちゅう上がってるよと思ったが、それは消費税分だったらしい。
110円になったら、もう封書を送る人はいなくなるんじゃないかと思う。

ハガキももちろん上がる。
今の封書の値段になる。
私は、ハガキを使うことが多いので、値上がりごとに切手を貼り足さねばならない。
1円、5円、10円、20円という切手たちが増える。

しょっちゅう、ほんとにしゅっちゅう値上がりしている感覚。
郵政民営化って、どういうことだったんだろうと、今更に思うが、わからない。

ただ最近の郵便は、いつ届くかわからないものになった。
近くなら翌日には届いていたものが、もうそうではない。
時代はすっかり変わってしまった。と、まるで歌の文句のようだ。
どこでもここでも人が減って、どうにもならないのだなあ。

紙からネットへ。
公共料金の領収書も、もう紙を止めるという。
母親など、じゃあこれからどうなるのと心配するが、まあ、なんとかなるよと、アナログ娘が答える。
老人だけの家庭などは、さぞ心細いことかと思う。

うちの事務所も、来年から賀状はネットに変わる。
なので紙の賀状は今年限り。
最後の一枚くらい記念に取っておこうかと思うが、きっとそんなことさえ忘れるに違いない。

慌ただしくなってきた師走。
今年は28日の上野が歌い納め。
「復興節」で締めたいと密かに思っている。
(あ、もう密かじゃないじゃん)