ちょっとした違和感。
その一は、よく見る「モーニングショー」という文字通り朝の番組。
テレビを背に、机のパソコンを開けてグダグダしている朝のルーティン。
こんな調子なので、まあ、何を取り上げようといいんだろうが、ホントにこれでいいのかと心配になるのが、大谷移籍ニュース。
連日、こればっか。
大谷さんしか、世界的に誇れるものがないというのもナサケナイが、彼が野球を止めるわけでもないのに、どこの球団に行くのかだけで多くの時間を使う。
これって、どうなの。
さすがにチャンネルを変える。テレビを消す。
制作サイドも、あの玉川さんも、はたまた司会の羽鳥さんもこれで良しと心底思っているんだろうか。


次の違和感は、朝ドラ「ブギウギ」のライブシーン。
もちろん、当時の再現なんて無理とはわかっている。
私がどうにもこりゃないないなあと思うのが、観客の手拍子。
主人公のブギで喜ぶお客が、リズムに合わせする手拍子、これが、全員きちんと裏打ちになっていることだ。
一、二、三、四という四拍子の、二と四に手拍子する、これが裏打ちで、ジャズなどでは当たり前ではあるけど、これが日本人には難しい。

一と三の頭打ちこそ、日本のリズムなのだ。
古来から、身に染みた手拍子。
実際、今でもそうで、私のコンサートでも、裏と表の両方が聞こえて来ることもある。
(良い悪いのことではなく、お客さまが、楽しんで演奏に参加してくださことこそありがたく幸せだ)

だから、朝ドラのシーンでは、違和感ありあり。
この辺りに制作的統率感が見えて白ける。
あの頃の人たちがブギを見て、聴いて感じた高揚がいかほどだったか、決して行儀の良いものではなかったはず。
手拍子など、めちゃくちゃだったろう。
少なくとも裏打ちリズムをする一般人など、皆無だったのではないか。


とまあ、朝から違和感の話ばかりで、すまんこってす。