また今年も「しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村」にお招きいただいた。
ももクロの皆さんと坂崎さん、この出会いから何年経ったのだろう。

もともとは松本隆さんツナガリだったが、その後、一人で、昨年は山崎ハコさんと一緒に参加したりと、ご縁が繋がっている。
昨日はゲストの方々も、本当に若く美しく才能に溢れ、眩しいほどだった。

この番組、きくちPと称する、フジテレビ名物プロデューサー菊地さんの、手塩と愛情で育てられた番組。
その熱量には、いつも圧倒される。
こういう生き方も素敵だなあと、お会いするたび思う。

昨日はカーペンターズの「イエスタデイワンスモア」を詩織さんとデュエットしたが、歌っているとカレンの声が聞こえてくるようで、あの声こそ私の青春だったなあと胸が熱くなる。

そして「時は過ぎてゆく」と「ヨイトマケの唄」も。
「ヨイトマケの唄」は、どこで歌っても、そこにドラマが生まれる。
そのドラマは、人それぞれのドラマで、昨日などは若いミュージシャンの方々も、それぞれの人生と重ねてくださるのを知って、改めて美輪さんに感謝した。
これこそシャンソンだ。
メイドインジャパンの、まごうことなき立派なシャンソンだ。

昨日は先日亡くなった谷村新司さんへの追悼の意も込められていたが、思えば、金子由香利さんを世に出したキーパーソンこそ谷村さんだった。
谷村さんがいなければ、私が「銀巴里」に入れることもなかっただろうから、風と桶屋のように、縁というのはまったく不思議なものだ。

そうかなるほど、こうなっていたのだなあと、この頃は腑に落ちたように来し方にうなずくことがある。
そんなことを振り返れるのも、平和あってこそ。

ガザでまた病院が破壊されたとニュース。
大きく燃え上がる火柱に悔し涙が滲む。
なんなんだ、この世界。
なんなんだ、この世界。