羽田に向かう前に、母親の所に行く。

風呂場に続き、夜、居間でも立ち上がれなくなったという。

へなへなと座り込んでしまう、腰砕けのような感じらしい。

とりあえず太腿の筋肉のため、軽い運動をしてもらう。

椅子から立ち上がる、それだけだが、同じことを以前父親にもしていたなあ、とデジャブ状態。

他に何かしらの問題があるのかないのか、いやいやそれらすべてをひっくるめて老化というのではないのか、とか。

思いがグルグル回る。



飛行機は久しぶりだ。

空港は、どうしてこんなに人の胸を躍らせるのだろう。

ぐぐぐと空腹に気付き、羽田で札幌ラーメンを食べてしまう。

大きなバター入り。


同じ飛行機には修学旅行の学生たちが。

搭乗を並んで待っている。

私は多くの若人がきっちり並んでいるのを見ると、なんだか悲しくなるクセがある。

戦場に赴くわけでもあるまいに、なんだか寂しく悲しくなる。


そんな若者たちと札幌へ。

寒い。もう寒い。 

このところ寒い時期にばかり来ている札幌。

どこかへ食事に行く気力がないので、空港でカレーまんというのを食べる。


で。今日はこれからコンサート。

ドリアンさんをゲストに、きっと、素敵なる時間になるはず。

さ、しゃきっといこう。しゃきっとね。