母親の家で新聞の整理をしていると、はさまっていたチラシが出てきた。
「バス運転者募集中!」

スーパーやドラッグストアやユニクロに混じったこのチラシ。
え、バスの運転手さんも、こうやって募集するのかと驚いた。

ところが今朝、情報番組で、バス路線廃止の話題。
富田林という大阪の街だ。
都会でも、こんなことがと見ていると、その理由が運転手不足だという。
そして、今、どこでもこうして運転手さんが不足し、運転手さんだけじゃなく、何でもかんでも人手不足ということらしい。

大変な時代になってきた。
どうやら、労働力不足はますます加速するらしい。
もはや、過疎も都会も関係なく、どんな仕事も人手が足りない。

運転手さんに限ると、免許を持つ人、持とうという人も減っているという。
これは確かで、父親のホームでも、新しく来たホーム長さんが免許を持っていない。
これまでいた年配の運転手さんが辞めてしまったので、ホームの駐車場には、二台の車がいつも停まっている。
これは、ちょっとした危機でもある。


時代というのはこうして、変わっていくのだなあ。
ふと思った。
戦争なんか、この国じゃあできないよ。
こんなに人が少なくなってるんだから、兵隊さんいないよ。
人口増加中の国と戦うなんて、無理だよ。
はじめから負けてるよ。

こんなこと、思ってしまう、残暑厳しい朝。
秋だってのに。
ああ、困る。