ここ数日、少しカラダが楽だなあと思っていたのは、猛暑日ではなかったからだった。
35度と34度の違いは大きいものだなあ。
これが今日は36度になるという。
もういい加減にしてほしい。

これではまるで人体実験のようだ。
冷房が効きすぎて寒い場所と、サウナのような場所と、交互に出入りなどしていたら、完全にアウト。
その疲れも、どんどん溜まっていく。

なんだってこんな夏になっちまったんだろう。
どうやら2000年を過ぎたあたりから、一気に温暖化が進んだらしい。
これはもう取り返しのつかない、逆戻りの出来ないもので、これからどうやって人は、いや、生物は生き延びていくのだろう。
そんなことを暑さの中、つらつら思っていると、暗く冷たい気持ちになってくる。

寅さんの映画など思い出しては、牧歌的な日本の夏がただただ恋しい。
クーラーは、お金持ちの家にしかなくて、扇風機や団扇じゃどうにもならんよ、と羨ましかったものだ。
それでも、何とかみんな元気に生きていた。
あれからたかだか40年か半世紀。

すごい時代に生きることになってしまったなあと思う。
子供や孫を持つ人は、どれだけ不安だろうと思う。
私は、老親を見送ったら、早々に退場したいと思う。
長居は無用。そんな気分だ。