友人一家がコロナにやられた。
彼女の夫は弁護士で、他の若手弁護士二人と依頼人の相談で二時間。
その依頼人がコロナ陽性だった。
全員が感染し、事務所にいた友人もまた感染。
そして今朝、その世話をしていた長男もまた発熱とのメール。

クミちゃんは、なんとしても防がないとダメだとの文章に、老人を抱える身としては背筋が凍るような思い。
私が隔離されたら、母親はどうする。
その母親がまた感染していたら、と次から次へと不安の連鎖が始まる。

昨夜など、仕事で留守にする数日間、母親をどうしようと、そんなことで目が冴え眠れなくなった。
普通の日常でこれだもの、コロナが入ってきたらもうひとたまりもない。

ネットでは、マスクをしている人を憎み蔑むような書き込みまであって、そりゃあ、それだけコロナにホンローされたことはわかるが、そのあまりの想像力のなさに驚く。
おそらくこういう人は若い人だろう。
自分も周りもみんな若い人たちなんだろう。
かかっていても症状がない、あるいはホントに風邪程度。

でも、友人のメールは切実だった。
私たちの年代では、どれだけシンドく辛いことか。
その実感に溢れている。
そして、これまでの犠牲者のおかげで、何とか薬もできて、その方がたに感謝せねばとつづられる。
今でも、これだけ辛いのだから、初期の感染者たちの苦しみは想像に余りある。と。

夏祭りで賑わう夏。
やっと再開したあれこれ。
でも、油断禁物だ。

コロナは終わってはいない。
気をつけるに越したことはない。
なんたって、もう高齢者なのだからなあ。
後期高齢者を抱える前期高齢者なのだからなあ。
自戒、自戒。