イオンモールに行ったのは久しぶりだ。
コロナ前にはキャンペーンで伺うことも多かったが、三年経って入ってみると、やはりその大きさにワクワクする。

都内だと、これだけ広い、一日中居られる場所はない。
デパートと違って、ラフに気軽にフラフラできる居心地の良さ。
そんな中、歌う。

このブログを見てお越しくださったかたや、わざわざ遠方からも。
ありがたいことだ。
歌は「届ける」ものだと、改めて思う。
届けられない歌は、宛先のない手紙のようなものだ。
私が私のまま、一人でも多くのかたに届けられる歌であるよう、まっすぐに生きて歌うしかない。

ライブを終え、イオン内で夕食のお弁当を買い、母親の元に急ぐ。
母親はなんだかボオとしていて、電話の受話器や宅急便をほどいたハサミなんかが、ぽそりと置いたままになっている。
止まりそうになる時間が、私が帰ることでまた動き出す、そんな感じだ。

なるべく一人にはできないなあ、とますます思う。
とはいえ同居もできない。
今は出来得るカタチで、やっていこう。
なんとかなるさ。

母親だって、私だって、少しずつ強くなってる。
そうさ、強くなってる。