骨粗鬆症の注射が、やっと終わった。
1ヶ月に一回、お腹の左右に一本ずつの計二本。
細い針で、これがなかなかにしぶとい感じ。

それでも、この治療が今の最前線らしい。
確かに骨量が上がる。
4ヶ月に一回検査をするのだが、初めは7パーセントほど上がっていて小躍りした。
そうはいっても、標準値からはほど遠く、まあそれも仕方がないと諦めた。
他の人と比べても、それはそれ、人にはそれぞれの体質がある。

食べ物とか運動とかいった要因以外に、生き物には、わからないことがたくさんあるってことだ。
それはそれとしてもやっと一年が過ぎ、初めにいただいた治療ノートのお花シールも全部埋まった。
月一回注射を終えるたび、花言葉の書かれたシールを貼っていくのだ。
これが何だかうれしい、楽しい。

注射をしてくれた看護師さんにそう言うと、それは良かったですと微笑んでくれた。
ちなみに初回は骨折明けの8月、花はヒマワリ、花言葉が「あこがれ」。
そして昨日のラストは7月アサガオで「固い絆」。

小学生の夏休みのラジオ体操スタンプにも似た嬉しさ。
ニンゲンていうのは、そんなに変わらないものなのだなあ。

これからは半年に一回の注射と飲み薬になるらしい。
あまりに若くジャニーズ系の顔立ちの先生だったが、的確な判断と触診をしてくれる。
(メチャクチャ注射が上手い)
初め不安に思ったことを深く反省した。

先生ごめんなさい。
ニンゲン顔じゃないですね。

骨の旅はまだまだ続きます。