ブログにメッセージが来ていたことを、今頃気づきました。ごめんなさい。
11月に開かれる有楽町でのコンサートは、これまでの六本木でのものと同じでしょうかというお尋ね。

はい、同じです。
場所を移し、二日間になりました。(キャパシティも半分くらいなので〕
これまでの「わが麗しき歌物語」というシリーズの続きです。
今回は、来月リリースするシングルCD「時は過ぎてゆく /ヨイトマケの唄」に合わせ、私を育ててくれた「銀巴里」と先輩方へのリスペクトを中心にしています。

金子由香利さん、美輪明宏さん、そして、日替わりゲストで出演いただく長谷川きよしさん、瀬間千恵さん。
思いは尽きません。

私は、これまでも申し上げているように、まったくのナンチャッテシャンソン歌手です。
シャンソン一筋に歌ってきたわけでもなく、シャンソンの数々を驚くほど知らないのです。
それでも、この歳になって、なんだかとても居心地の良い音楽の中にいるなあと思えるようになりました。自分の有り様と沿える歌を歌えることに、幸せを感じています。

それは、語弊があるやもしれませんが、衰えていく生き物としての自分の有り様をそのまま歌えること、と言っていいかもしれません。
衰えていくからこそ、見えてくるものがあります。
それは悲しいとか哀れとかではなく、天からのプレゼントにも思えます。
若い時には見えなかったこと、気づかなかった気づけなかったこと、それが少しづつ目の前に広がります。
そんな想いを歌にできる、これ以上の幸せはありません。

もしよろしければ有楽町のアイマショウでのコンサートに、ぜひお越しください。
お待ちしています。

あ、ちなみに新しいCDには「わが麗しき恋物語」と「幽霊」のライブバージョンが入っています。
それこそ六本木でのコンサートからの録音です。
ライブならではの臨場感があります。

もうこれでやることはやったなあ、と肩の荷が降りたような気持ちにならぬよう、前を向かなきゃと思っています。