近所の地味なスーパーのレジがセルフに変わった。
パートのレジ係の女性たちは、みな熟練のオバちゃんたちだったが、計算だけするとそれだけ。
「4番で」と近くの精算機を指す。

昨日は、大きな収録スタジオで。
一階のコンビニが、セルフレジに変わった。
冷やし坦々うどんを手に、ありゃこれはこっちかこっちはどれだと、機械を前にうろうろする。
あ、それはとレジの向こう側から店員の女性が教えてくれる。
見ると二人いる。
そんなら人力でやってよとお願いしたくなる。

これから益々こうなるのだろう。
どれも違う機種の機械を前に、私のようなトロいお客はうろうろし、することのなくなった店員さんは、手出しができずに心がうろうろする。

変化というのはこういうことなんだろう。
この20年で加速度的に変化してきた世の中に、何とか振り落とされぬよう頑張ってきたつもりではあるけれど、そろそろピヨーンと弾き飛ばされそうな気がする。

歌、それもまったくの人力でする仕事なのが、まだ救いかもしれない。
さて、今日も早い出発。
そろそろ化粧せねば。
これもまた人力ではある。