命を抱く日曜日。

昨日は、二日酔いブログなどという何とも失礼なものを。
申し訳ないことです。

金曜日にサワコさんと、そして土曜日にもライブがあり、そのライブは、いわゆるクローズドのもので。
こうして、私の歌にお心を寄せてくださっている方がおられる、そのことだけで幸せに歌うことができました。
本当にありがたいことです。

で、その後、コロナ禍で天国に行ってしまった歌い手さんの追悼の集いへ。
ご家族、そして親しかった知人友人の方々、もちろん同業者も。
ピアノが大貫さん、アコーディオンが桑山さんなので、歌い手が一曲ずつ歌う。

三年経って、世の中が元に戻ろうとしている中、一体あのコロナってなんだったんだろうと、きっと誰もが思う。
何で彼は天国に行かなくちゃならなかったんだろうと思う。
その理不尽さに、残された者たちは歯ぎしりする。

その集いの後、みんなで近くの店に行く。
こんなことも、もう記憶がないほど遠いことだ。
それでまあ、飲み過ぎてしまったというわけで。

桑山さん、いや、桑ちゃんと奥さんの藤田朋子さん、いや、トコちゃんに送ってもらって、バイバイしたことは覚えている。
まあ、やはりナサケナイことではあった。

二日間会えなかった母親と、そしてホームの父親と。
両手で抱くように日曜が過ぎた。

逝ってしまった命と、残された命と、これから逝こうとする命と。
さまざまな命を思う一日が終わった。

あ、もう体調は戻りました。はい。