朝、母親の訪問診療に。
いつも爽やかで優しい先生が、より優しい。
帰り際「実は腰をやられてしまいました」と。
連休中に重たいものを持ち上げてのギックリ腰らしい。
きっと育ち盛りのお子さんがいるのだろうなあ、お父さん大変だなあ。
アイスホッケーが趣味の、この品もガタイも良い先生の日常が見えてくる。

午後、レコーディングスタジオへ。
ところがスタジオ違い。
あわててタクシーに乗る。

昨日はオケ録り。
ミュージシャンをお待たせしてしまって心苦しい。
アレンジは昨年に続き大貫さんにお願いしていた。
こんな楽器が欲しいとか、こんな感じになればとかが伝えやすいし理解してもらえる。

音楽は意思であり意志だと思う。
自分がどうこの世界と関わりたいか、どう生きたいか。
それを音にするのが仕事だと思う。

それは、年ごとに変わるだろうし、あるいはその時その時で移ろうものでもある。
でも、昨日はナニカシラが見えた気がした。
これまでやってきたことの、もしかしたら結論になるかもしれない。

去年はウクライナのショックと、自身のアゴのトラブルで、氷を踏むような緊張の中の「歌入れ」だったが、今年は落ち着いている。
明後日の歌入れ作業は、しっかりと終えたいと思う。

このところ睡眠が不出来で、うまくない。
もしかして五月のせいかもしれない。
五月病は、こんな歳の私にもやってくるのか。
それはそれで、しのぐ。
しのぐのも生きる術だ。